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アカエイ｜三番瀬自然環境データベース

Dasyatis akajei
[軟骨魚綱エイ目アカエイ科]

一般的な特性

分布：南日本沿岸、朝鮮半島、台湾、中国沿岸に分布.

生息環境：砂泥底.

繁殖：卵胎生.5～8月に内湾の浅い砂泥底で胎仔を5～10個体出産する.

三番瀬と周辺地域における分布状況と生態

三番瀬とその沖合域には,ほぼ周年にわたり体盤長200mm以下の小型個体が多く生息していた⁴.

三番瀬および沖合域では,体盤長100～200mmの個体が多く採集されていた.生後間もない100mm以下の小型個体は7,8月からみられ始めた⁴.

消化管内容物調査によると,6月以降に採集された体盤長90～140mmの幼魚では,ゴカイ科(環形動物)やドロクダムシ属(節足動物)など,4～12月に採集された体盤長80～140mmの個体ではゴカイ科(環形動物),Caprellasp.(節足動物)などを摂餌していた.また,4～12月に採集された体盤長110～580mmの個体では,オウギゴカイ(環形動物),ラスバンマメガニ(節足動物)などを摂餌していた⁴.

参考文献

• 山渓カラー名鑑日本の海水魚,山と渓谷社.
• 平成15年度三番瀬自然環境総合解析「三番瀬の現状」報告書,千葉県・国土環境株式会社(2004).
• 平成14年度三番瀬海生生物現況調査(魚類着底状況)報告書,千葉県・芙蓉海洋開発株式会社(2003).
• 市川二期地区・京葉港二期地区計画に係る補足調査結果報告書現況編III(海生生物),千葉県土木部・千葉県企業庁(1999).