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「千葉県レッドデータブック植物・菌類編2023改訂版」の発行について

 発表日：令和5年7月25日
環境生活部自然保護課
生物多様性センター

1.改訂の経緯

　千葉県では、植物・菌類編と動物編のレッドデータブックを平成10～12年に刊行し、定期的に改訂作業を続けています。

　「レッドデータブック」は、生物種を絶滅のおそれからランク分けした「レッドリスト」に選定された種について、解説や分布図等を掲載したものです。

　今回のレッドデータブック植物・菌類編の改訂と、これに伴うレッドリストの改訂は、千葉県希少生物及び外来生物に係るリスト作成検討会において、現地調査などに基づき、令和2～4年度に行われました。千葉県では、植物・菌類編と動物編のレッドデータブックを平成10～12年に刊行し、定期的に改訂作業を続けています。通算で、ブックは2回目、リストを含めると4回目の改訂となります。

2.改訂の主な特徴

（1）掲載種は全部で1,151種

　前回（平成28年度）から、85種増、48種減（計37種増）

　※ 今回の改訂では、判定基準を環境省のレッドリスト（2020）に準拠するよう変更しました。

　 このため、前回との種数増減は単純に比較できません。

（2）消息不明・絶滅生物（X）17種増、16種減（計1種増）

　例：ミズスギモドキ（蘚苔類）、オトメフラスコモ（藻類）

（3）最重要保護生物（A）80種増、28種減（計52種増）

　例：シシラン（シダ植物）、クロタマガヤツリ（種子植物）、ハナゴケ（地衣類）、ナガエノスギタケ（大型菌類）

3.レッドデータブックの活用

　県の生物多様性保全等の施策や、開発事業者による環境影響評価、地域の自然環境評価等において、幅広く活用されています。

4.閲覧・購入等

　本日より生物多様性センターのホームページ（URL：https://www.bdcchiba.jp/reddatebook_redlist）からダウンロードできます。

　7月26日（水曜日）から千葉県文書館で販売する予定です。

　また、県内公立図書館に閲覧用として送付しています。

 

※令和5年7月31日、ページ内の誤字・脱字の修正を行いました。

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