ここから本文です。
ホーム > 県政情報・統計 > 組織・行財政 > 計画と評価 > 総合計画 > 千葉県総合計画 ~新しい千葉の時代を切り開く~ > 千葉県総合計画 ~新しい千葉の時代を切り開く~(テキスト版) > 政策分野6-3 千葉の特徴・歴史を生かした文化・スポーツ振興 > 施策項目6-3-2 スポーツの振興
更新日:令和4(2022)年9月15日
ページ番号:524393
※環境依存文字であるローマ数字、囲み文字を数字に変換しています。
「する」「みる」「ささえる」スポーツの更なる推進のため、全ての県民が、スポーツを「知る」、すなわちスポーツの意義や価値を理解することにより、ライフステージに応じた多様なスポーツに日常的に親しみ、健康で活力のある生活を送り、互いに支え合うコミュニティの形成を図ります。
また、障害のある人がスポーツに親しみやすい環境整備を進めます。
県が実施した令和3年度の「県民の運動・スポーツに関するアンケート調査」の結果によると、幼児期における運動遊びの実施率や、子育て世代・働き盛り世代のスポーツ実施率の伸び悩みが見られます。県民にとって、身近な場所でスポーツを行える総合型地域スポーツクラブの活性化や、スポーツ指導者の確保・質の向上を通して、誰もがスポーツを通じて、健康づくりや生きがいづくりに取り組むことのできる環境の整備が必要です。
さらに、スポーツを「知る」こと、すなわちスポーツの意義や価値、様々なスポーツの存在などについて理解を深めることにより、「する」「みる」「ささえる」スポーツがより身近に、より楽しくなり、より深く関わることができるものとなります。このため、東京2020大会を契機に注目されたサーフィンやスケートボード、県民の興味・関心が芽生えたパラスポーツなどを含め、多様なスポーツに関する情報などをより効果的に発信し、県民がスポーツに親しむ機会の拡大につなげていくことが重要です。
東京2020大会の開催や、新型コロナウイルス感染症の影響による「新しい生活様式」への変容、運動不足による体力低下への懸念等を、改めてスポーツの意義や価値を見直す機会とし、共生社会の実現に向け、高齢者や障害のある人等が積極的に参加・貢献していくことができるよう、誰もが生涯にわたり、スポーツに親しむことができる環境づくりを進めていくことが重要です。
特にパラスポーツについては、障害のある人の心身の健康の保持増進だけではなく、スポーツを通じて社会参加を促す効果があることから、障害のある人が生き生きと自分らしくパラスポーツに参加できる環境を整備していくことが必要です。
また、パラスポーツは、障害のある人への理解を広げることにも寄与することから、誰もが分け隔てなく一緒に楽しめる環境を整備するとともに、パラリンピックの開催を契機として芽生えてきたパラスポーツに対する興味・関心を実際の参画につなげていく必要があります。
全ての県民がスポーツに親しむことができるよう、ライフステージに応じたスポーツ習慣を確立するための情報提供や環境整備、近年注目されているスポーツを含め、多様なスポーツに関する情報や魅力の発信、スポーツに関わる人材の育成を進めます。
また、選手の発掘・育成・強化及び指導者養成等、県内のアスリートの競技力の向上を図るとともに、トップアスリートを講師として地域に派遣するなど、選手強化の取組の成果を地域スポーツに還元する取組を推進します。
さらに、スポーツの価値の発信と地域づくりに取り組み、全ての県民が健康で活力ある生活を送り、スポーツを通じてお互いに支え合うコミュニティの形成を図ります。
あわせて、東京2020大会の開催を契機として、パラスポーツやマリンスポーツの普及など大会のレガシーを継承・発展させ、スポーツの振興につなげます。
パラスポーツについては、競技人口の増加や県民の理解促進を図るため、パラスポーツイベントの開催や、指導者等の養成、相談体制の構築に取り組むほか、競技団体の組織体制の整備や体験会の開催への助成、パラスポーツの拠点となる千葉県障害者スポーツ・レクリエーションセンターの設備の充実などを進めます。また、パラリンピックやデフリンピック、スペシャルオリンピックス世界大会や全国障害者スポーツ大会等、トップレベルの大会にも県ゆかりの選手を数多く輩出できるよう、パラスポーツ選手の育成や強化支援に取り組みます。
誰もがスポーツを通じて豊かな人生を送ることができるように、身近な場所でスポーツを行うことができる総合型地域スポーツクラブの設立支援や、県立スポーツ施設の無料開放などを進めます。
また、県民が気軽に参加できるイベントを開催するとともに、それぞれの年齢や体力、興味関心等のニーズに応じて、多様なスポーツに関する情報を「見つけやすく」「わかりやすく」提供していきます。近年県民の関心が高まっているスポーツについての情報、魅力の発信にも取り組んでいきます。
さらに、生活習慣病予防に関する知識の普及啓発や、高齢者に適したスポーツの推進など、高齢者の健康づくり及び介護予防に向けた取組を行います。
東京2020大会の開催を契機として、共生社会の実現に向け、誰もが積極的に参加・貢献していくことができるよう、パラスポーツを通した子ども同士の交流及び共同学習の推進や、パラアスリートによる特別授業など、子どもの頃からパラスポーツに親しむことのできる環境整備を進めます。
また、障害のある人もない人も、共にスポーツを楽しめる「パラスポーツフェスタ」を開催し、パラスポーツの魅力を広く発信するとともに、各地域においても、イベントやスポーツ教室等の開催により、パラスポーツへの参画人口を増やし、障害のある人が地域の中で様々な人々と交流を深めるなど、スポーツを通じて社会に参加することができるよう、各関係機関へ働きかけます。
さらに、パラアスリートの発掘・育成や、パラアスリート県強化指定選手所属チーム、競技団体への支援を行い、競技団体の組織体制の強化や競技人口の増加を図っていきます。
あわせて、千葉県障害者スポーツ大会の開催や、全国障害者スポーツ大会への選手派遣、パラリンピックやデフリンピック、スペシャルオリンピックス世界大会への参加支援、県内で開催されるパラスポーツ国際大会への支援等を行い、本県のパラスポーツの一層の推進を図ります。
県民がスポーツに親しむ機会を広げるため、スポーツに関わる指導者の養成や指導力の向上を図るなど、指導者を有効に活用していきます。障害者スポーツ指導員の養成についても計画的に進め、幅広い種目の指導者から気軽に指導を受けられ、スポーツを楽しめるような仕組みづくりを検討します。
また、県民が安全・安心に利用できるよう、社会体育施設の耐震化や老朽化対策を進め、機能の向上を図るとともに、県民にとって身近なスポーツ施設である県立学校の体育館やグラウンドの開放を進めます。
総合型地域スポーツクラブについては、広くその機能の周知を図るとともに、地域の中学校、高等学校等の運動部活動の拠点としていくなど、有効活用を推進します。
さらに、千葉県障害者スポーツ・レクリエーションセンターの利用を促進するため、設備の充実や広報活動等によりパラスポーツの拠点として機能を充実させるとともに、地域のスポーツ施設を利用しやすいように環境整備に努めます。
各競技団体と連携し、ジュニア世代や女性アスリートを含め、幅広い選手の発掘・育成・強化や指導者、専門スタッフ等スポーツに関わる様々な人材の育成、スポーツ医・科学の積極的な活用を行い、競技力の向上に取り組みます。
また、アスリートが自分を信じ、それぞれの夢に果敢にチャレンジできるよう、競技用具等の整備をはじめ、ICTを活用した映像分析による競技支援、アスリートのキャリア開発としての企業等への進路支援などを進めます。
さらに、各競技の主軸となる競技力を有する企業等の運動部を「トップチーム」として指定し、強化練習の支援等を行います。
加えて、オリンピック・パラリンピック選手、国民体育大会等で活躍したトップアスリートや指導者を講師としてスポーツ関係団体等に派遣するなどして、選手強化の取組の成果を地域スポーツに還元することにより、更なるスポーツ振興を図ります。
アスリートと連携し、県民に広くスポーツの価値や魅力、楽しさを伝える取組を推進します。
また、マリンスポーツやサイクリングなど、本県が持つ多様で豊かな自然や地域の特性を生かしたスポーツイベントの開催などを通して、参加者と地域の交流やスポーツを核とした地域の活性化を目指します。その一環として、「スポーツの振興」と「千葉県の魅力発信」を2つの柱とする「ちばアクアラインマラソン」に取り組んでいきます。
さらに、東京2020大会のレガシーの継承・発展として、マリンスポーツの振興、ホストタウン相手国等との国際交流、オリンピック・パラリンピック教育の理念を引き継ぐ取組などのほか、「新しい生活様式」への変容やデジタル技術の活用により生まれる新たなスポーツの形や価値の発信を通して、スポーツに対する関心を高めます。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください