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更新日:令和4(2022)年9月15日

ページ番号:524036

施策項目4-2-4 青少年の健全育成

※環境依存文字であるローマ数字、囲み文字を数字に変換しています。

【目標】

子ども・若者の健やかな成長を社会全体で支える環境をつくります。

【現状と課題】

情報化、国際化、少子高齢化が急速に進行するなど、青少年を取り巻く環境が大きく変化するとともに、青少年問題も多様化・複雑化しています。

こうした中、ニートやひきこもり、不登校などの問題が深刻化し、社会生活を円滑に営む上で、困難を有する子ども・若者への支援の在り方が大きな課題となっています。

また、少年による非行や犯罪を防止するためには、少年の問題行動を早期に発見し、適切な支援をしていくことが重要であり、地域の関係機関が連携し、非行・犯罪防止に向けた取組を一層強化していく必要があります。

さらに、情報化の進展に伴い、スマートフォン等の情報端末を介して、子どもたちがネットいじめ・非行・犯罪被害など様々なトラブルに巻き込まれるケースが増加しており、こうしたトラブルを未然に防止する取組も課題となっています。

子ども・若者の健やかな成長と社会的自立を実現するためには、社会環境の変化を踏まえ、家庭・学校・地域がそれぞれの立場から責任を自覚し、相互に協力しながら、適切な環境づくりを進めていくことが必要です。

【取組の基本方向】

社会生活を円滑に営む上で困難を有する子ども・若者に対して、状況に応じた支援を行うとともに、非行に陥ったり、犯罪被害に遭った子ども・若者の立ち直りを支援します。

また、青少年が安全に安心してインターネットを利用できるよう、関係機関・団体と連携した広報・啓発の充実と、青少年を守るための環境の整備に努めます。

さらに、多様化する青少年問題に的確に対応するため、家庭・学校・地域が連携し、社会全体で子ども・若者の成長を支える社会づくりに取り組みます。

【主な取組】

4-2-4-1 困難を有する子ども・若者やその家族の支援

ニート・ひきこもり・不登校など困難を有する子ども・若者への支援の充実を図るため、官・民の様々な機関で構成される「千葉県子ども・若者支援協議会」において、情報共有や必要な取組の検討を実施するとともに、支援機関の人材育成を行います。

また、様々な悩みを抱えている子ども・若者やその保護者などの相談窓口である「千葉県子ども・若者総合相談センター(ライトハウスちば)」において、電話相談、面接相談、保護者向け勉強会などを実施し、子ども・若者が新たな一歩を踏み出せるよう、必要な情報の提供や助言、適切な専門機関の紹介を行います。

  • 困難を有する子ども・若者支援のための関係機関との連携強化
  • 千葉県子ども・若者総合相談センターの相談体制の充実

4-2-4-2 非行・犯罪防止と立ち直り支援

青少年に対する共通の理解と認識を深めるため、関係機関・団体、地域住民と連携し県下一斉合同パトロールの実施や広報・啓発活動を推進します。

また、青少年問題に対する相談体制を充実し、少年の自立を支援するほか、青少年補導センターや少年警察ボランティア活動を支援するなどして、街頭補導活動を推進します。

非行少年を生まない社会づくりの一環として、タッチヤング千葉県少年柔道・剣道大会を開催するほか、事件などを通じて関わった少年や問題を抱え非行に走る可能性がある少年らと共に社会体験活動等を実施して、再非行を防止する取組を推進します。加えて、少年を犯罪被害から守るため、福祉犯罪の取締りを推進します。

さらに、臨床心理士や公認心理師の資格を有する少年補導専門員及び相談専門員の知識・技術の向上を図るとともに、非行防止教室や薬物乱用防止教室の開催などにより、少年の規範意識の向上に取り組みます。

  • 少年補導員活動の推進
  • 少年サポート活動の推進
  • タッチヤング活動の推進
  • 少年の立ち直り支援活動の推進
  • 少年事件及び福祉犯罪の取締りの推進
  • 青少年補導員活動の活性化に向けた支援
  • 非行防止や薬物乱用防止等に関する広報・啓発活動の推進

4-2-4-3 情報化社会への対応と子ども・若者を守る環境整備

情報化が進展する中で、インターネット上のトラブルから青少年を守るため、青少年の利用頻度が高いSNSを中心に監視を行うネットパトロールや児童ポルノの根絶に向けた取組などを推進します。

また、子どもたちや保護者、学校関係者等への講演を実施し、フィルタリング及びペアレンタルコントロールの普及や、青少年のインターネットの適正利用についての啓発活動を推進するとともに、子ども・若者がインターネット等の情報を取捨選択して活用できる能力(情報リテラシー)や、情報化社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度(情報モラル)を身に付けるための取組を推進します。

さらに、千葉県青少年健全育成条例に基づき、書店・カラオケボックス・ネットカフェ・携帯電話業者等への立入調査の実施や、有害図書・有害玩具等の指定により、青少年を守るための環境の整備に努めます。

  • 子ども・若者にとって有害な環境の浄化
  • インターネット等の適切な利用に向けた広報・啓発活動の推進
  • スマートフォン・インターネット被害防止対策の推進
  • 情報モラル教育の推進

4-2-4-4 多様な主体による取組と関係機関の機能強化

青少年相談員や青少年補導員等の青少年育成支援団体との情報共有を図るなど、県と団体との活動の連携を強化するとともに、青少年相談員等の資質向上のため、地域の課題に即した研修等を実施します。

また、困難を有する子ども・若者に対する就職支援、生活支援、医療、福祉などの専門的知見等を有する行政機関や民間団体等との連携を強化します。

  • 青少年相談員活動の充実
  • 青少年補導員活動の活性化に向けた支援(再掲)
  • 青少年育成関係団体等との連携
  • 困難を有する子ども・若者支援のための関係機関との連携強化(再掲)

お問い合わせ

所属課室:総合企画部政策企画課政策室

電話番号:043-223-2483

ファックス番号:043-225-4467

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