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更新日:令和4(2022)年9月15日
ページ番号:523530
※環境依存文字であるローマ数字、囲み文字を数字に変換しています。
交通事故のない、安全で安心して暮らせる千葉県づくりを進めます。
県内の交通事故状況は、発生件数・負傷者数は減少傾向にありますが、令和3年中における交通事故発生件数は13,534件に上り、交通事故死者数は121人で全国ワースト4位であるなど、全国的に見ると依然として交通事故の発生が多い状況です。
誰もが安全で安心して暮らせる千葉県を実現するためには、県民一人ひとりが交通事故防止を自身の問題として考え、行動することが何よりも重要です。
また、歩行者や運転者などそれぞれの道路利用者の視点に立った、交通事故が起こりにくい道路環境を整備するために、関係機関・団体などが連携して取り組むことが必要です。
さらに、特に問題となっている高齢者の交通安全対策、自転車の安全利用対策、そして、いまだ根絶されていない飲酒運転を含む悪質・危険な運転者対策を重点的に推進していくことが必要です。
県民一人ひとりが交通安全に対する意識を高め、交通ルールを守り、交通マナーを実践するよう、関係機関・団体などと協力し、広報啓発活動や交通安全教育を実施します。
交通事故が多発している箇所では、関係機関・団体が共同して行う現地調査等により、事故発生原因の分析等を行い、道路構造や標識などの整備・改善に取り組みます。
また、高齢者や子どもが交通事故に遭わないための取組や高齢者に交通事故を起こさせないための取組を実施するほか、自転車の安全利用を更に徹底するための対策に取り組みます。
さらに、県民の飲酒運転根絶の意識醸成を図り、県民総ぐるみで対策を講じるなど、飲酒運転根絶に向けた環境づくりを一層推進します。
加えて、自動運転等の先進的な技術への対応や激甚化する災害等に対応するための交通安全施設整備の重要性が高まっていることから、これらのニーズに的確に対応します。
交通事故をなくし、安全で住みよい「交通安全県ちば」を確立するため、県民、市町村、企業、関係団体や地域の交通安全推進団体と連携し、春・夏・秋・冬の交通安全運動をはじめとする交通安全対策に取り組みます。
また、各種キャンペーンやホームページのほか、SNS、ラジオや広報紙等を活用して、交通ルールやマナーを啓発するとともに、交通事故発生状況等の情報を提供し、県民一人ひとりの交通事故防止に対する意識の向上を図ります。特に、横断歩道上における交通事故の防止のため、運転者に対し横断歩道における歩行者の優先義務について、また、歩行者に対し横断歩道の安全利用について、それぞれ周知に努めます。
高齢者が交通事故に遭わない、起こさないように、高齢者の交通事故の特徴を踏まえた広報啓発活動を推進するとともに、夕暮れから夜間の交通事故を防止するため、反射材着用促進キャッチフレーズ「キラリアップ☆ちば」を活用して、反射材や視認性の高い明るい服装の効果などを積極的に広報します。
また、高齢者を対象にした交通安全教育を実施し、交通事故防止のための知識の向上を図るとともに、地域における高齢者の自主的な交通安全活動を促進します。
さらに、安全運転サポート車の普及促進などに取り組むとともに、運転に不安のある高齢者が運転免許証を返納しやすい環境づくりを促進することにより、高齢者が加害者となる交通事故の防止を一層強化します。
自転車利用者の交通ルールの遵守とマナーの向上等のため、「千葉県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」のポイントを踏まえた本県独自の安全利用ルール「ちばサイクルール」を基に、年齢層に応じた実践的な自転車安全教育を積極的に実施するとともに、自転車安全利用キャンペーンによる広報啓発活動や、自転車損害賠償保険等の加入促進に向けた取組を実施します。
また、高校生が関係する交通事故のうち、高い割合を占めている自転車関連事故を防止するため、高等学校と連携した交通事故防止対策を実施し、高校生の自転車利用時における交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践に向けた取組を推進します。
さらに、交通の危険が生じるおそれのある違反などに対しては積極的に指導・警告を行うとともに、酒酔い運転などの悪質・危険な違反者に対しては、検挙措置を講ずるなど、自転車利用者に対する指導取締りを推進します。
加えて、市町村の自転車ネットワーク計画に位置付けられた路線の矢羽根型路面表示等の設置を行うなど、自転車の安全で快適な通行環境の整備を推進します。
「飲酒運転」や、いわゆる「あおり運転」「生活道路等を含む著しい速度超過」等の悪質・危険な運転による交通事故の発生を防止するため、厳正な取締り等を行うとともに、その悪質性や危険性についてあらゆる機会を通じて運転者などに周知啓発を行います。
特に、飲酒運転の根絶に向けては、厳正な取締りを推進するとともに、飲酒運転した者のみならず、車両や酒類を提供した者、また、要求・依頼して同乗した者などに対する罰則規定を積極的に適用していきます。
さらに、広く県民が参加する行事等を通じて、飲酒運転根絶の気運醸成を図るほか、企業や団体等による「飲酒運転根絶宣言」の促進や飲酒運転根絶協議会の活性化等、飲酒運転を「しない・させない・許さない」社会環境づくりを推進します。
交通安全の必要性及び知識を普及し、県民一人ひとりが、交通ルールを守り、正しい交通マナーを習慣化するよう、幼児から高齢者まで、年代に応じた交通安全教育を実施します。
また、交通安全教育に当たっては、保護者、学校、地域等と連携するとともに、模擬信号機等の交通安全教育補助機材を活用して、参加・体験・実践型の交通安全教室を開催するほか、交通安全に関する動画を作成し、警察公式SNSで配信するなど、効果的に実施します。
安全で快適な交通環境を整備するため、道路管理者や警察・関係団体等が協力して実施する交通事故多発箇所の共同現地診断や、交通事故の原因を科学的・総合的に調査分析を行う交通事故調査委員会の検討結果などを生かし、交差点の改良や通学路などの歩道の整備、注意喚起の路面標示など、道路交通環境の整備・改善を進めます。
さらに、交通安全施設整備に際しては、高齢者対策、通学路等対策、災害対策、自動運転等の技術などの新たなニーズにも的確に対応していきます。
飲酒運転や、無免許運転、速度超過違反のほか、歩行者妨害、信号無視といった交差点関連違反などの交通事故に直結する悪質性・危険性の高い違反及び道路交通上の迷惑性が高い放置駐車違反に重点を置いた取締りを行います。
さらに、多角的な交通事故分析の結果と県民からの意見・要望を踏まえ、交通事故防止に効果的な時間、場所を選定した交通指導取締りを行います。
あわせて、交通指導取締りを効果的に行うための資機材の整備を図るほか、悪質な放置違反金未納者に対しては、引き続き、差押えなどの徹底した徴収を行います。
客観的証拠に基づいた適正な交通事故事件捜査を行うとともに、重大・悪質な交通事故事件の発生に際しては、初動段階から組織的かつ重点的な捜査を行います。特に、飲酒運転、信号無視、無免許運転や妨害運転等が疑われるものについては、危険運転致死傷罪等の立件を視野に入れて捜査を行います。
また、ひき逃げ事件については、交通鑑識資機材や常時録画式交差点カメラ等の有効活用による被疑者の早期検挙に努めます。
さらに、事業活動に関して行われた過労運転、過積載運転等に起因する交通事故事件については、使用者等の責任を追及していくほか、自動車整備事業者等による不正車検や不法改造等、交通の安全を脅かす犯罪に対しても積極的に取締りを行います。
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