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ホーム > 県政情報・統計 > 組織・行財政 > 計画と評価 > 総合計画 > 千葉県総合計画 ~新しい千葉の時代を切り開く~ > 千葉県総合計画 ~新しい千葉の時代を切り開く~(テキスト版) > 第3章第3節 県づくりの方向性【各地域の課題や特性を踏まえた取組の推進】
更新日:令和4(2022)年9月15日
ページ番号:523100
本県では、東京との近接性や自然環境、歴史的経緯などにより、それぞれの特性を生かした産業や文化が育まれ、個性ある地域づくりが進められてきました。
県北西部では、人口増加や商工業の集積が進み、東京湾臨海部には我が国を代表する工業地帯が形成され、また、県南部や東部では、農林水産業や観光業の振興が図られてきました。こうした中、県では、首都圏の業務機能の一翼を担う拠点として「成田国際空港都市」「柏・流山地域」「幕張新都心」「かずさ地域」のまちづくりを進め、地域振興を図ってきたところです。
また、本県は、優れた都市機能・社会インフラを持つとともに、豊かな自然環境や魅力的な観光地、多様な文化を有し、農林水産業・商工業などバランスの取れた産業構造を形成しています。さらに、今後、成田空港第3滑走路の供用開始等により更なる機能強化が図られるとともに、圏央道の県内区間の全線開通、北千葉道路の整備進展など、成田空港を中心とした大きな道路ネットワークの完成が見込まれています。
今後の県づくりの方向性としては、県内外を結ぶ道路ネットワーク等の整備を着実に進めるとともに、地域が有する多様な魅力を県内外へ戦略的に発信することで、その効果を最大限に発揮し、「人・モノ・財」の流れをより一層大きくして、各地域の産業振興、魅力あるまちづくりの推進、交流人口の増加、移住・定住などにつなげ、県全体の活性化を図り、県内外から求められる千葉を実現する必要があります。
現在、県内各地域は、人口減少や少子高齢化、新型コロナウイルス感染症などにより様々な影響を受けていますが、その状況は県内一律ではないことから、地域の実情に応じた対応が求められています。
こうしたことから、人口や産業構造、地理的条件、交通網の整備状況等、各地域が持つ特性を把握した上で、共通する特性や可能性を持つ地域を大きなくくりとして、6つのゾーンを設定し、それぞれの特性や強みを踏まえ、地域の活性化に向けた取組の方向性を示すこととしました。
なお、人々の生活や企業の経済活動等は、市町村の枠に捕らわれずに展開されているものであり、産業基盤や交通網の整備等により変化することも想定されることから、ゾーン設定は市町村域と必ずしも一致するものではなく、一つの市町村が複数の特性を併せ持つ場合もあります。
〔各ゾーンはおおむね次のような地域を想定しています。〕
千葉市、市川市、船橋市、松戸市、野田市、習志野市、柏市、流山市、八千代市、我孫子市、鎌ケ谷市及び浦安市並びに市原市、四街道市、八街市及び白井市を中心とした地域
成田市、佐倉市、四街道市、八街市、印西市、白井市、富里市、酒々井町及び栄町並びに八千代市、香取市、山武市、神崎町、多古町、芝山町及び横芝光町を中心とした地域
銚子市、旭市、匝瑳市、香取市、神崎町、多古町及び東庄町並びに成田市、芝山町及び横芝光町を中心とした地域
茂原市、東金市、山武市、大網白里市、九十九里町、芝山町、横芝光町、一宮町、睦沢町、長生村、白子町、長柄町及び長南町並びに千葉市、成田市、旭市、市原市、八街市、富里市、匝瑳市、いすみ市、多古町及び大多喜町を中心とした地域
館山市、勝浦市、鴨川市、南房総市、いすみ市、大多喜町、御宿町及び鋸南町並びに市原市、君津市、富津市、一宮町、睦沢町及び長南町を中心とした地域
木更津市、市原市、君津市、富津市及び袖ケ浦市並びに千葉市、茂原市、鴨川市、長柄町、長南町、大多喜町及び鋸南町を中心とした地域
(注1)行政各分野における個別計画の策定やサービスの提供に当たっては、このゾーン設定にかかわらず、それぞれの観点から圏域設定を行う必要があります。
(注2)このゾーンは、市町村間の自主的な連携を妨げるものではありません。
(注3)人口に関する数値は、「令和2年国勢調査」のデータを用いています。ただし、将来推計人口については、平成30年度に社人研が行った将来推計人口のデータを用いています。
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