5 様々な人材が参画できる地域コミュニティの実現
互いに支え合い、安心して暮らせる地域コミュニティを再生するため、若い世代・高齢者や企業、市民活動団体等の地域活動への参加促進や広く学習の場を提供することにより、地域を支える人材や団体等の育成を図るとともに、地域内外の多様な主体が連携・協働して取り組む体制づくりを進める。
また、複雑化・多様化している本県の課題を解決するため、様々な主体へSDGsの考え方を普及し、誰一人取り残さない社会の実現を目指し、広範な課題に取り組む主体の裾野を広げていく。
〔重要業績評価指標(KPI)〕
- ボランティア活動に参加したことのある人の割合 現状値 44.2%(2022 年度) ⇒ 増加を目指す(2027 年度)
- 「ちばSDGs パートナー登録制度」の登録数 現状値 1,754 件(2022 年度) ⇒ 2,600 件(2027 年度)
- 地域学校協働本部が整備された小中学校の割合 現状値 69.7%(2023 年度) ⇒ 80%(2027 年度)
ア 若者、高齢者、地元企業等の地域活動への参加促進
ボランティア活動に係るSNS等を活用した広報・普及啓発、地域活動への参加体験の機会やマッチングサイトによるボランティア募集情報の提供などについて、市町村や市民活動団体と連携しながら進めることで、世代を問わず、意欲をもって地域活動がしやすい環境を整備し、地域活動への参加を促進する。
老人クラブ活動の活性化を支援するほか、生涯大学校の運営による地域活動の担い手育成により、高齢者が地域において役割と生きがいを持って活躍できる環境整備を推進する。
- 県民の地域活動への参加促進
- 老人クラブ活動への支援
- 千葉県生涯大学校における地域活動の担い手の育成 等
イ 地域活動を支える市民活動団体等の育成
市民活動団体等が安定的・継続的に地域活動を実施できる環境を整備するため、市民活動団体等の組織運営力、資金調達力等の強化を支援する。
また、民間助成情報の周知、新たな資金調達の仕組みの情報提供、県民への寄附に対する意識の啓発など「民が民を支える仕組み」を普及・促進する。
- 市民活動団体等への支援及び支援体制の整備
- 民が民を支える仕組みの普及・促進 等
ウ 地域に関わる多様な主体による連携・協働の促進
地域の様々な課題に対し、市民活動団体や企業、行政など多様な主体が連携・協働して行う取組を、研修会や意見交換会の開催等を通じて、普及・促進するとともに、特に優れた連携事例に取り組んでいる団体を表彰し、広く県民に周知することにより連携による地域づくりの機運を盛り上げる。
また、商業者等の地域における多様な団体が連携し、地域ぐるみで高齢者を見守り支えていく地域づくりを推進する。
- 協働による地域コミュニティづくりの普及・促進
- 優れた協働事例の表彰や周知
- 商業者等による高齢者福祉に資する取組の促進 等
エ SDGsの考え方の理解促進
誰一人取り残さない社会の実現を目指し、広範な社会課題に統合的に取り組むSDGsの考え方を普及させるため、千葉県SDGsシンボルマークを活用して、県民に対してSDGsの啓発をする。
また、企業向けのSDGs関連セミナーを実施することで、ちばSDGsパートナーへの登録を促すとともに、自発的な取組を後押しする。
・ちばSDGsパートナー登録制度の推進
・SDGsの周知・啓発
オ 学校を核とした地域コミュニティの構築と子どもの学びへの支援
学校を核とした地域コミュニティの構築と子どもの学びへの支援を行うため、学校と地域を結ぶコーディネーターを配置した「地域学校協働本部」の設置推進を図り、「学校に対する多様な協力活動」や「放課後子供教室」などの地域学校協働活動を通して、学校と地域住民のつながりを深める取組を推進する。
- 学校と地域を結ぶコーディネーターの配置
- 地域が連携して学校の授業や教育活動を支援する「地域学校協働本部」の設置推進
- 地域が参画して学習活動やスポーツ・文化活動等を行う「放課後子供教室」などの地域学校協働活動の推進 等
カ 地域社会への参加促進
多様な言語、文化、習慣等を有する人々との相互理解の促進やこれらの人々が地域社会の一員として参加し、活躍できる機会の創出のため、市町村や国際交流協会等に対し、先進的な交流事例を紹介するとともに、地域活動への参加機会の提供を推進する。
- 相互理解のための啓発と交流・協働の場づくり
- 地域日本語教室における交流の促進 等
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