2 半島性を克服する交通ネットワークの強化
人やモノの流れを生み出し、首都圏全体の交流・連携の強化や産業・観光振興など半島性の克服に大きく貢献する広域的な幹線道路ネットワークの整備を促進するとともに、整備効果を県内各地に波及させるため、地域高規格道路の整備や県内各地域を結ぶ主要
な国道・県道の整備を推進する。
また、国際物流における大量輸送のニーズや増大するクルーズ船需要への対応などのため、戦略的な港湾利用の促進を行うとともに、地域の活性化に寄与する地方港湾の整備を推進する。
〔重要業績評価指標(KPI)〕
- 高規格幹線道路の整備率 現状値 93%(2022 年度) ⇒ 100%(2027 年度)
- 県都1 時間構想 現状値 76%(2022 年度) ⇒ 79%(2027 年度)
- 耐震強化岸壁の整備数 現状値 7バース(2022 年度) ⇒ 8バース(2027 年度)
ア 高規格幹線道路の整備促進
半島性を克服し、全国や県内各地との交流や連携の強化を図り、人やモノの流れの円滑化により、地方創生や国土強靭化の実現をもたらすストック効果をより一層発揮させるため、高規格幹線道路の整備を促進する。
- 圏央道、北千葉道路、富津館山道路(4車線化)などの整備促進
- 新湾岸道路、千葉北西連絡道路の計画の具体化 等
イ アクアラインの更なる効果の発揮
既存の広域的な幹線道路ネットワークと一体となり、首都圏の交流・連携の強化等を図るため、アクアラインの料金引下げの継続を国に働きかけるとともに、交通流を最適化する施策の実施により、アクアラインの効果が最も発揮できるよう取り組む。
また、更なる交通需要の増加に対応するため、アクアラインの6車線化など、交通容量の拡充方策について、中長期的な視点から取り組む。
- アクアラインの料金引下げの継続
- アクアライン6車線化などの中長期的な検討 等
ウ 国道・県道のバイパス・現道拡幅等の整備推進
人やモノの流れを生み出す圏央道などの広域的な幹線道路ネットワークの整備効果を県内各地へ波及させるため、銚子連絡道路や長生グリーンラインの整備、県内各地を結ぶ主要な国道・県道の整備を推進する。
- 銚子連絡道路、長生グリーンラインなどの整備推進
- 国道及び県道の整備推進 等
エ 港湾の整備・振興
県民の生活や産業を支える重要な社会資本である港湾の物流機能の充実・強化を図るため、大型船舶に対応した岸壁整備や土地造成によるふ頭の再編事業を進めるとともに、災害時などに緊急物資等を輸送できる耐震強化岸壁の整備に取り組む。
また、洋上風力発電事業の円滑な実施やそれに伴う地域振興を図るため、メンテナンス等での利用が見込まれる名洗港の整備を進めるとともに、千葉港、木更津港及び館山港においては、地域のにぎわいの拠点となる旅客船ふ頭やクルーズ船の受入環境の整備を推進する。
さらに、港湾の利用促進を図るため、官民一体となった戦略的なポートセールスに継続的に取り組む。
- 千葉港千葉中央地区のふ頭再編の推進
- 耐震強化岸壁の整備
- 洋上風力発電事業でのメンテナンス等の拠点となる名洗港の整備
- クルーズ船の受入環境の整備
- ポートセールスの推進 等
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