8 地域と空港の発展が好循環する地域づくり
「成田空港周辺の地域づくりに関する『実施プラン』」に基づき、空港周辺の地域づくりを実施していくこととし、空港や航空会社関連ビジネスへの人材確保を進めるとともに、成田空港を核とする国際的な産業拠点の形成を目指す。
また、成田空港の利便性をより一層向上させるため、空港から県内外との道路アクセスを強化するほか、鉄道やバスなど多様なアクセスの充実を図る。
そして、成田空港の利用を更に促進するとともに、成田空港を利用する人や物の流れを県内に取り込むことにより、本県経済の活性化を目指す。
〔重要業績評価指標(KPI)〕
- 空港周辺9市町の人口 現状値 364,773 人(2022 年度) ⇒ 増加を目指す(2027 年度)
- 成田空港の航空旅客数 現状値 2,051 万人(2022 年度) ⇒ 増加を目指す(2027 年度)
ア 成田空港を支える人材の確保を起点とした地域づくり
成田空港の更なる機能強化を踏まえ、国、県、空港周辺9市町(成田市、富里市、香取市、山武市、栄町、神崎町、多古町、芝山町、横芝光町)、空港会社の四者で策定した「成田空港周辺の地域づくりに関する『実施プラン』」を着実に推進し、地域に居住
し、地域と空港の持続的な発展を支えるために必要な人材を確保する取組を起点として、空港や航空関連ビジネスへの人材の輩出や暮らしの拠点となるまちづくりなどの生活環境の向上や、産業振興、インフラ整備といった地域活性化策に取り組んでいくことで、
「地域の発展」と「空港の発展」の好循環を生み出し、持続的に発展する地域づくりを進めていく。
- 空港で躍動する地域人材の育成・確保に向けた生活環境の向上
- 地域特性に合わせた産業振興
- 地域と空港の発展を支えるインフラ整備 等
イ 成田空港周辺地域における国際的な産業拠点の形成
成田空港周辺地域は、更なる機能強化と圏央道や北千葉道路など交通インフラの整備進展が相まって、地域のポテンシャルが飛躍的に高まることから、本県の活性化につながるよう、地域未来投資促進法の弾力的活用等を通じて航空物流拠点をはじめとして、成田空港を核とする国際的な産業の拠点形成を進めていく。
- 地域未来投資促進法の弾力的活用
- 成田空港を生かした持続可能な地域づくりに向けた検討 等
ウ 交通ネットワークの強化・充実
空港から県内外へのアクセス強化を図るため、空港との道路アクセスの強化や、鉄道やバス等による多様な交通アクセスの充実を図る。さらに、空港と都心・羽田空港を結ぶ「都心直結線」の実現に向けては、国の検討・調査が早期に進むように協力していく。
また、県内各地を結ぶ交通ネットワークの充実のため、交通アクセスの整備を図るとともに、主要鉄道駅等の交通拠点から地域内観光地を結ぶ周遊手段の充実について検討する。
- 鉄道・バスなど多様な交通手段による交通アクセスの充実
- 圏央道や北千葉道路などの整備による空港とのアクセス強化 等
エ 更なる機能強化を見据えた成田空港の利活用の促進と人・モノの流れの取り込み
県内経済の活性化につなげるため、成田空港活用協議会等との連携により、空港を活用した新しいビジネスの創出やインバウンドの推進など、官民挙げて、更なる機能強化によってますます高まる成田空港のポテンシャルを生かす取組を進める。
- 成田空港活用協議会等と連携した成田空港の利活用の推進 等
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