千葉県多重債務問題対策本部について
全国の消費者金融の利用者は1400万人を超え、そのうち返済困難な状態にある人が200万人を上回ると言われています。
こうした中には、何処にも相談できないまま、借金の返済に追われ、家庭崩壊や自殺等に追い込まれるおそれのある多重債務者もあり、このような多重債務者を、速やかに相談窓口へ誘導し、適切な対応を図る必要があります。
そこで、相談体制の連携・強化及びヤミ金融の撲滅等を目指し、弁護士会、警察、市町村等の関係団体が一体となって、必要な協議・検討等を行うために「千葉県多重債務問題対策本部」を立ち上げました。
千葉県多重債務問題対策本部設置要綱(PDF:112KB)
1.対策本部の名称
千葉県多重債務問題対策本部
2.対策本部の設置時期
平成19年9月12日(水曜日)
3.対策本部の構成等
4.対策本部の活動内容
(1)多重債務で困っている人に対する広報(ストップ多重債務キャンペーン)
- 「相談窓口に行くように」との呼びかけを各種広報媒体で実施
- チラシを作成し、公共施設や、金融機関の窓口などに配置
(2)相談体制の連携・強化(ネットワーク等の構築)
- カウンセリング、福祉制度などに関する相談員・職員研修を実施
- 関係団体による相談の連携・役割分担
(3)地域別無料相談会の実施
- 地域ごとに、市町村や弁護士会等と連携して無料相談会を実施
- 多重債務相談ウイークの実施
(4)多重債務に陥らないための金融経済教育の強化
- ストップ多重債務シンポジウムの開催
- 金融教育の強化
(5)研修会の実施
- 相談員・担当者を対象に、弁護士等を講師にスキルアップを図る。
(6)ヤミ金融事犯取締り強化
5.参考(本部設置の背景など)
(1)貸金業規制法等の改正(平成18年12月20日公布)
- 貸付けの上限金利の引下げ
- 貸付残高の総量規制の導入
- 新たな多重債務者の発生抑制等
(2)政府による多重債務問題対策
- 平成18年12月22日、多重債務者対策本部の設置(閣議決定)
- 平成19年4月20日、多重債務問題改善プログラムの策定
(国、自治体及び関係機関が一体となって実行していくもの)
(3)政府の多重債務問題改善プログラムの概要
- アドバイスを行う相談窓口の整備・強化
- セーフティネット貸付けの提供
- 発生予防のための金融経済教育の強化
- ヤミ金の撲滅に向けた取締りの強化
(4)千葉県の役割
- 自らの相談窓口における相談体制・内容の充実(市町村の相談体制の補完)
- 都道府県の関係部署、警察、弁護士会・司法書士会等による
「多重債務者対策本部(協議会)」を設置して必要な対策の協議
- 市町村のネットワーク作りなどの支援
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください