ここから本文です。
更新日:令和6(2024)年1月22日
ページ番号:316975
金魚の様な花をつけることから呼ばれる「きんぎょそう」の名ですが、学名の「アンティリヌム」は「鼻の様な」の意味があり、英名の「スナップドラゴン」は、竜がかみつく様子を意味します。いずれも、この花のユニークな形からきた名前です。
きんぎょそうは地中海沿岸に分布する多年草ですが、園芸では一年草として扱われています。今日では多くの園芸品種が栽培され、花の形や色もバラエティに富んでいます。
花の咲き方は、一重咲き、八重咲きのほか、花筒の先端が平らに開くペンステモン咲き(ベル咲き)があります。
花色は、白、黄、桃、橙、赤、紫紅、などのほか、褐色のものもあり非常に豊富です。草丈も150センチメートル程度になる切り花用品種から、花壇や鉢植えに利用される30センチメートル程度の矮性品種もあります。
日本には、安政3年(1856年)に渡来したと記録されています(『遠西舶上画譜二』馬場大助著)。
千葉県では、安房地域で古くから栽培が行われており、カーネーションや野菜からの転換など、県内各地域で栽培が拡大し、今では全国有数の生産県となりました。
市場への出荷以外にも、観光向け花摘み体験なども盛んに行われています。
南房総市、鴨川市ほか安房地域、旭市
千葉県産きんぎょそうは、10月~3月が旬です。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください