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更新日:令和4(2022)年3月14日
ページ番号:316958
なんと言っても、生で食べるのがおいしいですよね。
ジャムに加工してヨーグルトに添えたり、ケーキに利用したりすると、色も鮮やかで楽しく食べられます。
ブルーベリーが初めて日本に導入されたのは、1951年(昭和26年)で、当時は栽培法が確立されておらず、国内への普及は僅かでした。
1980年代に入り、栽培面積が拡大し、ブルーベリーの持つ機能性が評価されると、1997年(平成9年)に全国的なブームとなりました。
千葉県におけるブルーベリーの経済栽培は、1972年(昭和47年)に飯岡町(現旭市)で始まったとされ、その後、1985年以降(昭和60年代)には木更津市で産地が形成されるなど、徐々に県内に広まっていきました。
千葉県における栽培面積は約45ヘクタールです。(令和元年)
主産地は、木更津市、千葉市、、袖ケ浦市です。
木更津市の産地は、京浜市場に全国でも早期に出荷されるハイブッシュ・ブルーベリーの産地として高い評価を得ています。
近年は、千葉県内各地で、ハイブッシュ・ブルーベリー、ラビットアイ・ブルーベリーの多様な品種が導入され、摘み取り園や直売・加工など、販路も拡大しています。
ブルーベリーは強酸性の土壌を好み、乾燥に弱い性質があります。
果実は小粒で、一斉に成熟しないので、収穫・調整作業に多くの労力を要します。
*写真は「木材チップのマルチ」です。
主な管理作業は、乾燥防止や雑草抑制のためのマルチ、施肥、冬季の剪定作業です。
君津地域では、露地に比べ約1ヶ月早い5月に収穫できるハウス栽培も行われています。
ハウスではポット栽培が主流で、灌水労力の削減が求められますが、点滴チューブ灌水等も普及しています。
また、収穫調整作業時の身体への負担を軽減するため作業台等の利用も進んでいます。
*写真は「ポット栽培」です。
千葉県では、ハイブッシュブルーベリーもラビットアイブルーベリーも栽培することができます。
品種を組み合わせることで、6月から9月まで収穫できます。
ハイブッシュブルーベリーは、比較的涼しい地域が適地で、耐暑性はやや劣ります。
6~7月に成熟する品種が大半です。
*写真は「スパータン」という品種です。
ラビットアイブルーベリーは、ブルーベリーの中では比較的育てやすい種類です。
7~9月に成熟する品種が大半です。
樹勢は旺盛で生長が速いですが、耐寒性は弱いため、比較的暖地に向きます。
*写真は「デライト」という品種です。
ブルーベリーは日持ちが悪いので、手に入ったらすぐ冷蔵庫に入れましょう。
食べきれない分は、小分けして冷凍庫で保存します。解凍して食べても、そのまま食べてもおいしいです。
千葉県での観光摘み取り園は、昭和47年に富津市マザー牧場がラビットアイブルーベリー約1ヘクタールを導入したのが初めてです。
近年、千葉県内各地に、ブルーベリー摘み取り園ができています。
摘み取り園では、手で触って、ポロリと落ちてくるものが完熟していておいしい果実です。
赤みが残っているものはまだ未熟で、手で触ったくらいでは落ちてきません。
*写真は、まだ未熟なブルーベリー
白い粉は“ブルーム”と言う果実自身が作り出す物質です。
ブルームは水をはじいたり、病気などから果実を護る働きをしています。果実にとってはとても大切な物質です。ブルームは新鮮さの目安にもなります。
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