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更新日:令和7(2025)年12月19日
ページ番号:813421
| 農林水産祭の表彰行事7部門の一部門として国が行っている「令和7年度豊かなむらづくり全国表彰事業」において、佐倉市の「おおしの緑地会」が農林水産大臣賞を受賞しました。 なお、本県における農林水産大臣賞の受賞は令和3年以来、4年ぶりとなり、この表彰制度開始以来4件目となります。 |
千葉県佐倉市の南部に位置する大篠塚地区で、平成26年7月に多面的機能支払交付金制度の導入を機に設立。構成員は52名で内15名が農家(令和7年3月21日時点)。「農地は荒廃させたくないが担い手がいない」という地域の課題を解決するため、農地維持活動に加え、地域住民を巻き込んだ各種地域振興活動を展開するとともに、活動を継続するための人づくりを実施している。
| 時 期 | 内 容 |
|---|---|
| 昭和29年 | 大篠塚を含め明治に発足した根郷村は、町村合併により佐倉市となる |
| 平成20年頃 |
集落の農家数が25軒を割り、今後も減少予測で、既存の組織等では解決の見込みがなかった |
| 平成26年 | 多面的機能支払交付金の取組を開始、「おおしの緑地会」を設立 |
| 平成28年 | 地区の全世帯を対象に、将来の地域の在り方に関する意向調査(アンケート)を実施 |
| 平成29年から | 農家の会合「耕作者会」を結成(2か月ごとに開催し、地域農業の課題や施策を整理して実践につなげるほか、専門家を招いた研修会などを実施し、地域農業のレベルアップを図る。) |
| 平成29年から | 佐倉アグリフォーラム(令和3年からは佐倉・産業大博覧会)への出店を開始 |
| 平成30年から | 自家野菜や未使用日用品などを市内の困窮家庭に提供する「おすそ分け活動」、保育園や障害者支援施設に米を直接販売する「お米共同販売活動」、子ども食堂等に新米を提供する「お米一升支援活動」、災害義援金などの取組を開始 |
| 平成30年から | 地域住民の集いとして、年末の「ワイワイ感謝祭」を開始 |
| 平成31年から | 地域住民総出で、田植え前に農道や水田のポイ捨てゴミを拾う「春のクリーン活動」を開始 |
| 令和元年 |
台風21号(10月25日豪雨)による浸水被害、地域住民が力を合わせて漂着ゴミを清掃 |
| 令和2年 |
コロナ禍(感染対策を徹底し、活動を継続) |
| 令和2年 | 集落営農組織「おおしの耕作組合」を設立 |
| 令和2年から | 千葉県印旛土木事務所と連携して、川土手環境維持活動(河川アダプト)を開始 |
| 令和2年から | 近隣の畜産農家にもみ殻を提供し、たい肥を受け取る耕畜連携・循環型農業を開始 |
| 令和3年 |
関東農政局多面的機能発揮促進事業表彰「最優秀賞」受賞 |
| 令和5年から | 他市集落(印西市岩戸地区)と耕作放棄地対策など情報交換を開始 |
令和7年11月5日に令和7年度豊かなむらづくり全国表彰事業関東ブロック表彰式・事例発表が行われました。

賞状の授与

事例発表の様子
| 年度 | 賞の名称 | 受賞団体名 |
|---|---|---|
| 平成21年度 | 関東農政局長賞 | たのくろ里山保存会(南房総市) |
| 平成26年度 | 関東農政局長賞 | 生谷環境保全・瑞穂会(佐倉市) |
| 平成27年度 | 関東農政局長賞 | 鴨川市農林業体験交流協会(鴨川市) |
| 平成28年度 | 農林水産大臣賞 | 木更津市観光ブルーベリー園協議会(木更津市) |
| 令和2年度 | 関東農政局長賞 | 平群ツーリズム協議会(南房総市) |
| 令和3年度 | 農林水産大臣賞 | 特定非営利活動法人大山千枚田保存会(鴨川市) |
| 令和7年度 | 農林水産大臣賞 | おおしの緑地会(佐倉市) |
・令和7年度豊かなむらづくり全国表彰事業関東ブロック表彰式及び事例発表の開催について(関東農政局)![]()
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