ここから本文です。
ホーム > しごと・産業・観光 > 農林水産業 > 農業・畜産業 > 普及・技術 > 千葉県農業改良普及情報ネットワーク > フィールドノート履歴一覧 > フィールドノート令和3年 > 若手酪農家グループ勉強会「フレッシュマンセミナー」
更新日:令和4(2022)年2月9日
ページ番号:489444
安房地域で新規就農した畜産後継者を対象として、畜産の基本的な技術を学び、地域の畜産農家や関係機関との交流の場として活動している「フレッシュマンセミナー」について御紹介します。
安房地域は酪農発祥の地であり、県内の全酪農家戸数の約2割に当たる101戸の酪農家があり、県内有数の産地となっていますが、担い手の減少や高齢化によりその戸数は年々減少しています。
その中で、安房地域内で新規就農した畜産後継者(対象者16名)に対する「より早く地域に溶け込み、仲間を増やして働きやすい環境作って欲しい」、「必要な知識や事例を学び、やりがいと目標を持って働いてほしい」という地域の酪農家の思いから、関係機関の支援のもと、地域の酪農家とその後継者を主体とする「フレッシュマンセミナー」が立ち上がりました。
令和元年度は、基本的飼養管理技術を身に付けるための技術講習会を開催しました。
開催月 | 活動内容 |
---|---|
6月 | お産を自分でできるようにしよう、 低カルシウムは万病の元! |
7月 | 牧場視察(M牧場) |
12月 | 理想の牛群を目指す種雄牛選定、 子牛の管理はどうしたらいいの? |
令和2年度は新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、当初の計画のうち、1回のみの開催となりました。
開催月 | 活動内容 |
---|---|
12月 | 育成牛管理のポイント・育成コスト、乳生産性、連産性について 受精卵の活用方法について |
写真1.種雄牛選定講習会の様子(令和元年12月)
写真2.育成牛管理講習会の様子(令和2年12月)
※画像をクリックすると、大きい画像が表示されます。
フレッシュマンセミナーの活動は、千葉県みるく農業協同組合南部支所酪農研究会、千葉県農業共済組合南部家畜診療所、千葉県畜産総合研究センター嶺岡乳牛研究所等の関係機関と協力しながら実施しています。
これらの活動により若手酪農家が他の酪農経営体で実施している作業方法を導入し、作業の効率化や飼養管理技術の向上につながっています。
フレッシュマンセミナーの活動は令和2年度より現在も続いている新型コロナウイルス感染症の影響により、思うような開催ができていない状況ですが、今後もセミナー生一人ひとりの飼養管理技術や人脈づくりに取り組み、安房地域の酪農発展に向けて引き続き活動していきます。
初掲載:令和3年12月
安房農業事務所
改良普及課鴨川グループ
普及技術員 後藤衛
電話:0470-22-8132
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください