ここから本文です。
ホーム > しごと・産業・観光 > 農林水産業 > 水産関係出先機関 > 水産総合研究センター > 種苗生産研究所 勝浦生産開発室 > 餌料生物(シオミズツボワムシ)
更新日:令和4(2022)年1月31日
ページ番号:8979
輪形動物門輪虫綱
標準和名:シオミズツボワムシS型*
英名:Rotifer
学名:Brachionus plicatilis sp. complex
*参考:萩原篤志(2007)シオミズツボワムシの生理機能と仔魚への餌料効果に関する研究.日水誌,Vol.73,pp.433-436
当室では、大きさが100~200μm程度の「S型ワムシ」と呼ばれる小型のワムシを培養して、マダイ・アユの初期の仔魚に与えています。
ワムシは、雌だけの単為生殖により急激に増えるほか、雄の出現で始まる両性生殖で耐久性に優れた休眠卵が作られます。
容量2kLのFRP水槽を用いてワムシの大量培養を行っているところです。水温を28℃に保ち、定量ポンプにより淡水クロレラを給餌して2日間培養します。
上記で大量に培養したワムシを集め、仔魚の成長にとって重要な栄養をワムシに取り込ませるための栄養強化を行います。
ナンノクロロプシス等を与えて数時間から半日程度培養後に、仔魚に給餌します。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください