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更新日:令和5(2023)年11月16日
ページ番号:8792
当センターを会場として開催された最近の出来事について紹介します。
家畜の審査は、牛の外貌の観察により、泌乳能力、繁殖能力、強健性等の経済能力を総合的に評価し、家畜の改良を進めていくための重要な技術です。この競技会は、学校の授業や農業クラブ活動を通して学んだ家畜審査の技術を競うものです。
今年は県内3校(旭農業高等学校、安房拓心高等学校、茂原樟陽高等学校)の代表選手32名が真剣なまなざしで競技に取り組んでいました。
当センター市原乳牛研究所の青木主任上席研究員が、飼料作物分野を中心に技術開発に尽力された功績により、全国畜産関係場所長会から畜産研究功労者表彰を受けました。
青木研究員は、流通乾草やトウモロコシサイレージ中の硝酸態窒濃度を農家の庭先で迅速に測定できる簡易測定法を考案し、この測定法は普及現場で利用されています。また、県内でのトウモロコシ二期作栽培の栽培体系を確立し現地での指導にあたったほか、普及現場で問題となっていたトウモロコシの収量性低減に関して、県内10地域の普及指導員と連携して現地調査を進めることにより収量制限要因を解明するなど、一貫して普及現場を重視した研究活動に努め、自給飼料の安定生産と飼料増産等に貢献したことが評価され、今回の受賞となりました。
牛舎では2班に分かれて、大きなお母さん牛での搾乳体験とかわいい子牛に聴診器をあてて心臓の音を聞いたり、哺乳体験を行いました。また、最後に全員でバター作りに挑戦しました。生クリームの入った容器を力いっぱい振り、出来上がったバターをおいしくいただきました。
参加者:旭農業高校畜産科1年生
未来の畜産の担い手である農業高校生が、乳牛、養豚養鶏、飼料作物で作業体験と座学を行いました。乳牛では、子牛の聴診や搾乳作業の手順など、養鶏では鶏舎での集卵作業や卵質検査など、飼料作物では飼料用トウモロコシの収量調査を行いました。また、養豚では、豚の品種の特徴や子豚の登記等について講義を受けました。非常に暑い中での実習となりましたが、生徒の皆さんは真剣に取り組んでいました。
酪農に関する技術強化及び知識の向上のための実習を希望する生徒が、搾乳牛および育成牛の飼養管理、飼料作物の調査等の実習を行いました。専門的技術や酪農全般に関する知識を深めてもらいました。
当センターの繋養牛を用いて、牛の見方と審査方法に関する研修を実施しました。
牛の飼養管理、生乳の細菌検査、豚の繁殖管理、鶏の体重測定、卵質検査、飼料作物の調査、家畜防疫演習等について実習を行いました。 閉講にあたっての報告会では、実習の感想や学んだことについて発表してもらうとともに、センター職員と意見交換を行い、千葉県職員として畜産の研究に従事することの意義、責任等について認識を深めてもらいました。職員からは、卒業後の進路についてのアドバイス等もありました。
本競技大会は、牛削蹄技術の向上を図り、乳、肉用牛の能力増進に資することを目的とし、農林水産祭参加の全国牛削蹄師競技大会の予選会として実施され、今年度は千葉県が担当県として当センターで開催されました。関東各地から集まった選手の皆様が研鑽を積んだ技術を競いあい、緊張感のある素晴らしい大会でした。
本共進会は審査基準にもとづき、外観審査と割卵した内部卵質の両面から審査を行い、両方を合わせた総合得点で競います。県内生産者の皆様が良質な鶏卵生産供給のために、飼料、飼養管理や衛生管理に工夫をした成果を競い合うもので、出品された卵はどれも素晴らしいものでした。最高賞である農林水産大臣賞は有限会社元木養鶏(ジュリアライト)、千葉県知事賞は有限会社マルゲン(ボリスブラウン)が受賞されました。優秀賞の他に、卵殻強度が最も高い「殻元気賞」や、500日齢以上で最高得点の「鶏朗賞」などユニークな特別賞もありました。
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