千葉県総合スポーツセンター東総運動場指定管理者（候補者）の選定結果（令和6年度～令和10年度）

千葉市中央区富士見二丁目3番1号
一般財団法人千葉県まちづくり公社

令和6年4月1日～令和11年3月31日（5年間）

【必須項目】

 1　管理運営業務に関する基本方針について

（1） 管理の方針について

　行政機関の代行者であるという自覚を持ち、競技力向上や地域貢献への質の高いサービスと安全安心な施設の提供を図る。

（2） 県民の平等な利用の確保等に関する取組や基本的な考え方について

　公の施設として、県民が等しく利用できるよう管理運営を行う。ユニバーサルデザインや利用環境の配慮により、要配慮者が利用しやすいサポート体制を構築する。

 2　個人情報の保護について

関連法令等を遵守し、組織的・物理的・人的・技術的な4つの安全管理措置を徹底する。

【一般項目】

 1　施設の効用を発揮させる取り組みについて

（1） 利用者の増加を図る取り組みについて

ア　ホームページによる情報発信やパンフレット・ポスターの配布を行う。

イ　県内外からの合宿やスポーツツーリズムなどの誘致に取り組む。

ウ　地域の学生向けの職場体験やボランティア体験、教員向け研修の受入れを行う。

（2） サービスの向上を図る具体的手法等について

ア　高品質なサービス提供を実践。利用時間の拡大や、自動販売機のキャッシュレス対応を行う。

イ　健康体力づくりのためのスポーツ教室や、競技力向上のための研修会等を行う。

ウ　陸上の各種大会やサッカー大会開催を誘致。多目的広場等を活用したイベント等を実施。

エ　アンケートにより利用者ニーズを把握し、管理運営の品質向上につなげる。

（3） 施設の維持管理の取組、適格性について

ア　「計画性」「効率性」「安全性」をもって、効果的な施設の維持管理を行う。

イ　「計画」「実行」「評価」「改善」のサイクルを運用して管理水準の向上を図る。

（4） 管理経費について

ア　オフィス・エネルギー・オペレーションの3つのコストに分類し、メリハリを付けて費用配分する。

イ　県外からの利用促進のアプローチや、新たなスポーツ利用の可能性検討による収入増に取り組む。

 2　安定的な管理を行うための体制等について

（1） 収支計画について

ア　実績に基づく事業を計画し、収支計画との整合性を図っている。

イ　実績から類推し積算した収支計画であり、高い実現性であると判断している。

（2） 安定的な運営が可能となる組織体制について

ア　有資格者や実務経験者を配置し、安定的にバランスのとれた体制を確立する。

イ　一般職は地域を中心に採用活動を行い、SNSなども活用した人材確保を図る。

ウ　職員の自己啓発を支援し、研修や講習会を受講させる。

（3） 安定的な運営が可能となる財政的基盤について

ア　資金繰りは円滑に行われており、経営基盤は強化されている。

イ　金融機関出身者を役員として迎え入れ、出捐者である県の監査を受け指導を受けている。

（4） 類似施設の運営実績について

　総合スポーツセンター、東総運動場、柏の葉公園、館山運動公園、長生の森公園、青葉の森公園、北総花の丘公園、富津公園（その他、市立施設等）

 3　その他

（1） 危機管理への取り組みについて

地元自治体や警察消防等と連携して連絡体制を構築し、各種訓練や安全対策に取り組む。

（2） スポーツ推進への取り組みについて

青少年健全育成や地域コミュニティの醸成など、地域と一体となって推進に取り組む。

（3） 事業推進に対する環境への配慮を計画しているか

地域の学校と連携した環境問題の啓発や、エコキャップ運動の実施。

（4） その他

　公園を自然や憩いの拠点から「ヒト・コト・モノ」がつながる生活のプラットフォームへと転換させ、新たな価値の創造に取り組む。

一般財団法人千葉県まちづくり公社は、県民の平等な利用の確保、個人情報保護の取組、サービスの向上、管理経費、団体の安定性、スポーツ推進などからなる審査項目において、いずれも標準以上であるとの評価が得られたことから、指定管理者候補者として適当である。