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更新日:令和6(2024)年6月17日

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令和5年度セクシュアルハラスメント等及び体罰に関する実態調査の結果について

調査の目的

令和5年度に実施した、千葉市立学校を除く、全ての公立学校の児童生徒及び職員を対象としたセクシュアルハラスメント(以下「セクハラ」という。)等及び体罰に関する実態調査(セクハラ調査は平成16年度から全ての県立学校で実施、体罰調査は平成24年度から実施)の結果の概要がまとまりました。

この調査は、各学校が、学校におけるセクハラ等及び体罰に関する実態を把握し、効果的防止策を講じ、より良い学校環境を構築するために実施しているものです。

調査方法

1調査対象

千葉市立学校を除く、全ての公立小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校に在籍する全ての児童生徒及び職員を対象とした。

2調査期間

令和5年12月1日(金曜日)から令和6年1月31日(水曜日)まで

3その他

  • 児童は、家庭に持ち帰り、保護者に回答内容を確認してもらった上で提出することとしている。
  • 生徒は、学校の実情に応じて、家庭に持ち帰って回答することを可としている。
  • 小学校及び特別支援学校小学部の児童は、千葉県教育委員会への郵送による提出を可としている。

セクシュアルハラスメントに関する実態調査の結果について

1児童生徒編

(1)セクハラと感じて不快だったと回答した人数

年度

(令和5年度)
回答者数

(令和5年度)
回答数

(令和5年度)
割合%

(令和4年度)
回答者数

(令和4年度)
回答数

(令和4年度)
割合%

高等学校 83,448 167

0.20%

 85,273

172

0.20%

特別支援学校 5,971 6 0.10%

 5,720

10

0.17%

中学校 113,128 185 0.16% 110,196 164 0.15%
小学校 222,685 44 0.02% 227,239 78 0.03%

 なお、郵送による提出数は488通であった。

(2)セクハラと感じて不快だったと回答した主な内容

【県立高等学校】生徒の主な回答(複数回答)
[回答者数:全体83,448名、回答数:全体167名]

アンケート項目

全体

不必要に身体に触られ、不快であった。

43

容姿等の身体的特徴を話題にされ、不快であった。 41
性的な話・冗談等を言われ、不快であった。

36

「男のくせに」、「女のくせに」等と言われ、不快であった。

18

性的なことについて質問され、不快であった。

14

性的な内容の電話・手紙・電子メール等をもらい不快であった。 2
その他 32

【特別支援学校】児童生徒の主な回答(複数回答)
[回答者数:全体5,971名、回答数:全体6名]

アンケート項目

全体

不必要に身体に触れられ、不快であった。  2

容姿等の身体的特徴を話題にされ、不快であった。

2

「男のくせに」、「女のくせに」等と言われ、不快であった。    1
性的な話・冗談等を言われ、不快であった。 1
性的なことについて質問され、不快であった。 1

【中学校】生徒の主な回答(複数回答)
[回答者数:全体113,128名、回答数:全体185名]

アンケート項目

全体

不必要に身体に触れられ、不快であった。

68

性的な話・冗談等を言われ、不快であった。 49

容姿等の身体的特徴を話題にされ、不快であった。

25

「男のくせに」、「女のくせに」等と言われ、不快であった。 10

性的なことについて質問され、不快であった。

2
性的な内容の電話・手紙・電子メール等をもらい不快であった。 1
その他 32

【小学校】児童の主な回答(複数回答)
[回答者数:全体222,685名、回答数:全体44名] 

アンケート項目

全体

不必要に身体を触られ、不快であった。

27

容姿等の身体的特徴を話題にされ、不快であった。

7

性的な話・冗談等を言われ、不快であった。

7

性的なうわさを流され、不快であった。

2

「男のくせに」、「女のくせに」等と言われ、不快であった。    2
その他 11

(3)記名の状況について

平成18年度調査からアンケートについては、原則記名としているところである。

<記名の割合>
区分

(県立高等学校)

記名した生徒の割合

(県立高等学校)

セクハラを受けたと

回答した生徒のうち

記名した生徒の割合

(県立特別支援学校)

記名した児童生徒の割合

(県立特別支援学校)
セクハラを受けたと

回答した児童生徒の

うち記名した児童生

徒の割合

令和5年度 98.3% 61.6% 90.7% 66.7%
令和4年度 97.3% 66.7% 93.1% 81.8%
令和3年度 98.0% 70.4% 93.0% 95.7%
令和2年度 97.5% 76.2% 94.2% 82.1%

令和元年度

96.8%

56.0%

92.8%

66.7%

(4)調査実施後の対応状況

<セクハラと感じて不快だったと回答した児童生徒への対応>

各学校では、セクハラを受けたと回答した児童生徒に対し、セクハラ相談員等が個別に面談して、状況を確認し、必要に応じて、職員への指導や注意、職員による全体研修、児童生徒への人権教育等を実施した。

なお、懲戒処分にあたるものはなかった。

<無記名でセクハラと感じ不快だったと回答した児童生徒への対応>

無記名でセクハラを受けたと回答した児童生徒に対しては、各学校で再度相談を呼びかける対応をした。申し出のあった児童生徒に対しては、記名のあった児童生徒と同様の対応をとった。

なお、懲戒処分にあたるものはなかった。

2教職員編

(1)回答者数及びセクハラを受けたと回答があった人数

年度

(令和5年度)
回答者数

(令和5年度)
回答数

(令和5年度)
割合%

(令和4年度)
回答者数

(令和4年度)
回答数

(令和4年度)
割合%

県立高等学校

7,608

40

0.53%

7,596

34

0.45%

特別支援学校

4,206

25

0.59%

   4,127

21

 0.51%

県立中学校

42 1 2.38% 37 0 0%

(2)セクハラと感じて不快だったと回答した項目

[県立高等学校]職員の主な回答(複数回答)
[回答者数:全体7,608名、回答数:全体40名]

アンケート項目

全体

容姿・年齢・結婚・妊娠等を話題にされ、不快であった。

16

性的な話・冗談等を言われたりメール等を送られ、不快であった。

7

不必要に身体を触られ、不快であった。

5

執ように携帯電話の番号やメールアドレスを聞かれ、不快であった。

2
執ように交際を迫られ、不快であった。 2
性的な画像や動画を見せられ、不快であった。 1
その他 9

[県立特別支援学校]職員の主な回答(複数回答)
[回答者数:全体4,206名、回答数:全体25名]

アンケート項目

全体

容姿・年齢・結婚・妊娠等を話題にされ、不快であった。

15

不必要に身体に触れられ、不快であった。

6

性的な話・冗談等を言われたりメール等を送られ、不快であった。   

3

その他 2

[県立中学校]職員の主な回答(複数回答)
[回答者数:全体42名、回答数:全体1名]

アンケート項目

全体

容姿・年齢・結婚・妊娠等を話題にされ、不快であった。               

1

セクハラ以外のハラスメントに関する実態調査について

平成28年度から新たに質問項目を設定し、実施したところ、児童生徒においては、高等学校で141人(0.17%)、特別支援学校で21人(0.35%)、中学校で136人(0.12%)、小学校で941人(0.42%)であった。具体的な事案の例として、「担任や部活動顧問から、大声で怒鳴られた。」、「自分を否定されるような言動をされた。」等といった教員の発言や対応によるものであった。また、「部活動を体調不良で休むと怒られてしまうため、休めない。」等の体罰的要素の言動によるものがあった。なお、セクハラ相談員等が、追跡調査等を行ったところ、教員から児童生徒に対するセクハラ以外のハラスメントの具体的相談について、懲戒処分にあたるものはなかった。また、教職員においては、県立高等学校で105人(1.38%)、県立特別支援学校で64人(1.52%)県立中学校で0人であった。

体罰に関する実態調査の結果について

1調査内容

各学校において、令和5年度中の体罰について、児童生徒にアンケート調査を実施し、新たに体罰の事実を確認した件数及び事案の概要を各県立学校及び各市町村教育委員会から報告した。

2調査結果

実態調査の結果、新たに体罰の事実を確認したのは0件であった。

(1)アンケートから、新たに体罰の事実を確認した件数

学校種

小学校

中学校

高等学校

特別支援学校

合計

令和5年度 0 0 0 0 0
令和4年度 0 0 0 0 0
令和3年度 0 0 0 0 0
(2)発生の場面について

発生の場面

部活動中

授業中

その他

合 計

令和5年度 0 0 0 0
令和4年度 0 0 0 0
令和3年度 0 0 0 0

【参考】体罰の事案での令和5年度中の処分の状況について(令和6年3月31日現在)

体罰の事案での処分の状況について(事故発生年度と処分年度は一致しない)

学校種

免職

停職

減給

戒告

小学校

0

0

0

0

中学校

0

0

0

0

高等学校

0

0

0

0

特別支援学校

0

0

2

1

合計

0

0

2

1

令和5年度に千葉県教育委員会の実施した体罰根絶の取組例

  • 県初任者研修会、中堅教諭等資質向上研修会及び体育主任研修会等において、体罰根絶について指導した。
  • 県教育委員会が作成した「不祥事の未然防止に係る自己分析シート」中に、体罰等に関する5項目を設け、各学校への活用を依頼した。
  • 部活動の指導においては、「部活動指導時における体罰及び不適切な指導の根絶について(通知)」を発出し、全ての部活動指導者に、体罰及び不適切な指導根絶の重要性の認識と、より適切で効果的な部活動指導の在り方について、考えることを求めた。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部教職員課管理室

電話番号:043-223-4036

ファックス番号:043-225-2374

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