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更新日:令和4(2022)年3月31日
ページ番号:501368
2022『芝山町宮郷台遺跡-主要地方道八日市場八街線歩行者道整備事業埋蔵文化財発掘調査報告-』千葉県教育委員会埋蔵文化財調査報告第40集
宮郷台遺跡からは、縄文時代後・晩期および古墳時代~奈良時代の遺構や遺物が見つかりました。特に、千葉県内では検出例が少ない縄文時代晩期の竪穴住居跡が1軒見つかったことは、貴重な成果と言えます。この竪穴住居跡は、入口施設を伴う「柄鏡形住居」と呼ばれるものです。柱穴の配置を見ると複数回の建替えが行われたようで、住居跡の中央にある炉も大型であることから、長期にわたり利用されていたと考えられます。竪穴住居跡のほかにも、縄文時代後期の土坑が多く見つかり、特に深い円筒形の土坑からは少量の貝類が出土しました。
このほか、古墳時代~奈良時代と考えられる竪穴住居跡や掘立柱建物跡も見つかり、台地上の古代の集落の一端が明らかになりました。
写真1 縄文時代晩期竪穴住居跡
写真2 縄文時代後期土坑(SK024)貝類出土状況
写真3 縄文時代土坑(SK008)出土異形台付土器
画像出典
写真1・2 報告書掲載写真
写真3 千葉県教育委員会保管
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