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更新日:令和4(2022)年3月31日
ページ番号:500753
2021『八街市柳沢牧藤株鶴ヶ縄手野馬土手・大久保邸屋敷跡-主要地方道富里酒々井線交差点改良工事埋蔵文化財発掘調査報告書-』千葉県教育委員会埋蔵文化財調査報告第39集
柳沢牧藤株鶴ヶ縄手野馬土手は、八街市の北部に位置する近世の野馬土手です。今回の調査では、野馬土手と大久保邸の屋敷土手が交わる地点を調査しましたが、野馬土手や野馬土手に伴う溝(野馬堀)は確認されず、明治期に屋敷土手を造る際に、野馬土手が削平されたものと考えられます。
大久保邸屋敷跡は、明治期に柳沢牧の開墾を指揮した開墾会社社員である大久保氏の屋敷跡です。今回の調査では、屋敷を囲う土手の断ち割り調査を行い、屋敷土手の外側に溝が巡っていたことが確認できました。屋敷土手は明治初期の入植とともに構築され、土地の区画・防風・防砂のほか、野馬や動物除けなどの役割を果たしていたと考えられます。
東側屋敷土手(令和2年度調査)
参考文献・画像出典
1974『八街町史』八街町
写真 報告書掲載写真
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