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更新日:令和4(2022)年3月31日
ページ番号:500748
2021『市原市市原条里制遺跡-(仮称)スポレク健康スクエア用地管理事業埋蔵文化財発掘調査報告書-』千葉県教育委員会埋蔵文化財調査報告第38集
市原条里制遺跡では旧石器時代~中・近世までの遺構や遺物が発見されており、この報告書では、低地遺跡の調査として県内最大規模となる調査成果を報告しています。縄文時代では、縄文海進期の早期貝層や、縄文時代中期の貝層が見つかり、中期を主体として土器片錘が196点出土するなど、漁網を用いた海辺の漁労活動の様子が明らかにされました。特筆されるのは、949面もの奈良・平安時代時代~中世の小区画水田跡が発見されたことです。農具を中心とした多くの木製品が見つかっており、縄文時代晩期末以降に淡水化した沖積低地において、水稲耕作を中心とした土地利用の歴史が明らかにされました。
写真1 水田跡検出状況
写真2 漁に使用された土器片錘
画像出典
写真1・2 報告書掲載写真
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