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更新日:令和4(2022)年3月31日
ページ番号:500490
2021『柏北部中央地区埋蔵文化財調査報告書8-柏市屋敷内遺跡-』千葉県教育委員会埋蔵文化財発掘調査報告第36集
屋敷内遺跡からは、旧石器時代の石器集中地点が35か所発見され、細石刃・槍先型尖頭器・ナイフ形石器等の石器とともに、石器の製作技術を示す接合資料が見つかりました。これらの資料から、ナイフや槍などの石器を製作した場所であったことがうかがえます。
また、中・近世の屋敷跡と考えられる掘立柱建物跡・地下式の倉庫跡・井戸の跡なども見つかりました。土地の区画溝と考えられる近世の溝からは、肥前系や瀬戸・美濃系の陶磁器や在地の内耳土器・カワラケ・灯明皿など、多種多様な遺物がまとまって出土しました。
縄文時代と古墳時代の竪穴住居跡も見つかっており、様々な時代において人々の生活が営まれていたことが明らかになりました。
写真1 旧石器時代遺物
(上:槍先型尖頭器 下:ナイフ形石器)
写真2 近世陶磁器
画像出典
写真1・2 千葉県教育委員会保管
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