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更新日:令和4(2022)年3月31日
ページ番号:500460
2021『成田市関戸関ノ台遺跡-一般国道464号北千葉道路事業埋蔵文化財発掘調査報告書2-』千葉県教育委員会埋蔵文化財発掘調査報告第35集
関戸関ノ台遺跡からは、旧石器時代~中・近世の遺構や遺物が見つかりました。特に、古墳時代では14軒の竪穴住居跡が見つかり、竪穴住居跡から、完形の土鈴が2点出土しました。土鈴とは、粘土を焼いて作った鈴のことです。完形での出土例は県内でも珍しく、壊さずに中の様子を調べるために、X線CT試験を実施しました。その結果、製作方法など多くの情報を得ることができました。土鈴は住居内で行う祭祀のために製作・使用されたものと考えられます。
本遺跡からは、弥生時代や奈良・平安時代の竪穴住居跡も見つかっていますが、中・近世の遺構も多数見つかっています。規模の大小はあるものの、長期にわたり人々の生活の場となっていたことが明らかになりました。
図1 調査区内上層遺構分布
写真1 竪穴住居跡(SI-020)出土 土鈴2点
参考文献・画像出典
2001『千葉県成田市大生城跡・関戸砦跡』財団法人印旛郡市文化財センター発掘調査報告書第182集
図1 報告書掲載図
写真1 報告書掲載写真
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