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更新日:令和6(2024)年4月30日
ページ番号:343108
令和2年1月17日に、世界中で使われる地質年代に「チバニアン」が刻まれました。このページではチバニアンについて簡単に説明します。
誕生から46億年という長い歴史を持つ地球は、いくつもの時代に分けられています。恐竜がいたジュラ紀や白亜紀などが有名です。ほとんどの時代はすでに名前が決まっていますが、まだ決まっていない時代もあります。
地球の時代を分けるとき、生物の出現や絶滅など地球規模の大きな出来事を示す化石が使われてきました。最近では地磁気(※地磁気の説明はこのページの後半)の逆転が起こった時期もあわせて使われています。
千葉県市原市田淵にある地層は、一番新しい地磁気逆転の記録が世界で最もよく残っているため、令和2年1月、時代を分ける境界がよくわかる地層として、世界的に認められました。
このことにより、いままで名前がなかった約77万4千年前から12万9千年前までの時代がラテン語で「千葉の時代」を意味する「チバニアン」と呼ばれることになりました。日本の地名にちなんだ名前が地質年代につけられることは初めての快挙です。
方位磁針は常にN極が北を向きます。これは地球自体が大きな磁石のようになっているからです。地球が持つ磁場を地磁気と呼びます。
現在は、北極付近がS極、南極付近がN極になっていますが、地球の長い歴史をみると何度も逆転していることがわかっています。しかし、どうして逆転するかはまだ明らかになっていません。
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