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更新日:令和2(2020)年5月2日
ページ番号:315343
(いごづかこふん)
県指定史跡
平成元年3月10日
君津市岩出(個人)
小櫃川中流域左岸の丘陵上に立地する飯籠塚古墳は、全長約100mの小櫃川中流域最大級の前方後円墳である。現況は森林となっているが、墳丘が非常に整った状態で保存されている。前方部に比べて後円部の墳丘が高い古墳時代前期(約1,700年前)の形態を示しており、小櫃川の対岸に位置する白山神社古墳、箕輪浅間神社古墳と相前後して造られたと推定される、地域を代表する古墳である。
主軸をほぼ南北方向にとり、丘陵縁辺部の傾斜面に前方部を北に向けて築造されている。後円部の径は約50m、高さ約7m、前方部は狭長で開きの少ない柄鏡形の形態を示す典型的な前期古墳の形態である。
後円部の背後には幅広い周溝状の平坦面と周堤帯状の高まりが認められ、周堤帯に接して陪塚(ばいちょう、ばいづか)と思われる小円墳が所在している。
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