ここから本文です。
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化財 > 市町村別の国・県指定および国登録文化財 > 香取エリアの市町 > 多古町の県指定および国登録文化財 > 北条塚古墳
更新日:令和6(2024)年9月11日
ページ番号:315098
(ほうじょうづかこふん)
県指定史跡
昭和50年12月12日
香取郡多古町東松崎1747-1ほか(松崎神社)
北条塚古墳は、多古町の北東部の栗山川に面した台地上に所在している。多古町の東部に位置する松崎神社境内の裏山にあたる。墳形は前方後円墳で、墳丘の規模は全長約70m、後円部直径約37m、前方部幅約36m、高さは後円部が約6.5m、前方部が約5.5mである。
発掘調査が行われていないため古墳の詳細はわかっていないが、神社の境内には埋葬施設に用いられたと考えられる絹雲母片岩の板石が複数枚残されている。絹雲母片岩は茨城県筑波山周辺で産出される石材で、埋葬施設に用いる場合、主に箱式石棺もしくは横穴式石室に用いられることから、北条塚古墳の埋葬施設は箱式石棺か横穴式石室のいずれかであろうと考えられる。
また、古墳の周辺からは円筒埴輪が採集されている。また、靱(ゆき:矢を入れて背負う器財のこと)形埴輪が出土したといわれるが、現在は所在が不明のようである。
墳形や想定される埋葬施設及び埴輪から、北条塚古墳の築造年代は古墳時代後期、6世紀中葉から後葉であろうと考えられている。
関連リンク
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください