ここから本文です。
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化財 > 市町村別の国・県指定および国登録文化財 > 君津エリアの市 > 富津市の国・県指定および国登録文化財 > 三柱神社本殿
更新日:令和6(2024)年5月1日
ページ番号:315383
(みはしらじんじゃほんでん)
写真提供:日塔和彦氏
県指定有形文化財(建造物)
昭和48年3月2日
富津市竹岡4452(三柱神社)
三柱神社は、養老3年(719)の創建と伝えられ、安房大神(天太玉命=あめのふとだまのみこと)、天比理刀咩命(あめのひりとめのみこと)、下立松原神(天日鷲命=あめのひわしのみこと)を祀る神社で三社大明神、三所大明神ともよばれる。社殿は中世城郭である造海城跡(つくろみじょうあと)の山腹にあり、本殿は覆堂の中にある。
構造は、身舎と向拝の屋根が一体となっている三間社流造で、屋根は柿葺とし、基壇は石造の亀腹である。間取は身舎内が1間で、正面3か所に板扉を設け、他の周囲3面は板壁、前面および左右に切目縁を廻らし手すりをつけ、側面の縁の突き当りに脇障子をたてている。正面には5段の階段をつけ、その周囲に浜床を設置している。
向拝には几帳面柱をたて、向拝中央には唐獅子、左右に鹿の本蟇股を付ける。身舎軸部は丸柱を用い、正面に鶴仙人、椿、ひよどり、ほてい、唐獅子、側面には鳳凰および孔雀の本蟇股を付けている。
近世初期の様式が随所に見られる社殿であり、棟札の写しによると寛文10年(1670)の造営とされている。
なお、平成25年10月の台風26号により発生した土砂崩れにより被災し、令和7年度まで修理工事を実施しているため、見学はできない。
関連リンク
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください