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更新日:令和6(2024)年2月8日
ページ番号:314912
(ほうじょういんこうしんとう)
県指定有形文化財(建造物)
昭和44年4月18日
浦安市堀江4-14-1(宝城院)
宝城院のある行徳街道(旧街道)と呼ばれる道筋には古くからお寺が多く建ち並び、寺町としても栄えた。庚申塔は庚申信仰から生じたもので、60日に一度巡ってくる庚申の日に、人の体内にいる三尸虫が人の寝ている間に天に昇り、天帝にその人の悪事を告げるので寿命が縮められるという道教の思想によるもので、これを防ぐために人々は集まり一晩寝ずに明かした。こうした集まりが庚申講で、この講の参加者によって庚申塔は建てられた。もともと健康長寿を願うこの信仰では、疫病・悪神を追い払う青面金剛を本尊とする例が多く、宝城院庚申塔もこの例である。塔身の高さ1.18m、台の高さ0.4mで、青面金剛が邪鬼を踏みつけて立ち、足下には、三猿と四夜叉を配し、両側に日月、雌雄の鶏と童子を配し、庚申塔の典型ともいえるものである。裏面に元文元年(1736)の建立紀年銘とともに宇田川八重良ほか12名、基壇には世話人として山崎十良左衛門他18名が刻まれている。
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