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更新日:令和6(2024)年6月10日
ページ番号:674233
鎌ケ谷市は、千葉県の北西部、北総台地のなだらかな緑の大地に位置し、鉄道4線と道路網が発達しており、都心から25キロメートル圏内にあることから、首都近郊の住宅都市として発展してきました。首都近郊にありながら、農業も盛んで、梨は県内の名産地の一つでもあります。市内には、中学校5校、小学校9校の計14校あり、食数8000食をすべて一つの給食センターから提供しています。
農業が盛んな鎌ケ谷市では、市内産の食材を使用した献立を毎月1回以上、実施しています。その献立を「地産地消」からなぞり、「鎌産鎌消献立」としています。鎌ケ谷市農産物ブランド化ロゴマークがモチーフの市のマスコットキャラクター「かまたん」をイラストとして活用し、児童生徒や家庭に向けて、「鎌産鎌消献立」のお知らせをしています。
令和5年度は、次の鎌ケ谷産食材を使用しました。
4月 |
大根、梨ジャム |
---|---|
5月 |
かぶ |
6月 |
ズッキーニ、梨ジャム |
7月 |
かぶ、にんじん、トマト |
9月 |
梨、梨ジャム |
10月 |
かぶ |
11月 |
大根、里芋、梨ゼリー |
12月 |
梨ジャム、かぶ |
1月 |
梨ゼリー、白菜、にんじん、かぶ、梨ジャム、大根、長ねぎ |
2月 |
にんじん、梨ジャム、白菜 |
3月 |
大根、かぶ、梨ゼリー |
令和5年度は、全国学校給食週間のテーマを「鎌産鎌消献立」とし、鎌ケ谷産の食材を毎日の献立に使用しました。毎日作成している給食一口メモでは、収穫された地区と食材について紹介しました。給食一口メモは、教室や配膳室に掲示をしたり、給食時間に校内放送をしたりと、各学校で給食指導に活用されています。給食一口メモと献立の一部を紹介します。
1月24日の給食
ご飯、牛乳、野菜の厚焼玉子、厚揚げのみそ炒め、
白菜と鶏肉のスープ、ヨーグルト
<給食一口メモ>
1月24日から30日は、「全国学校給食週間」です。学校給食の役割を知り、関心を高めることを目的としています。今年のテーマは、「鎌産鎌消献立」です。初日は、初富地区のにんじんと白菜を使いました。地元の恵みに感謝して、いただきましょう。
1月26日の給食
スパゲッティ、牛乳、トマトソース、
ブロッコリーのサラダ、ありのみ蒸しパン
<給食一口メモ>
「全国学校給食週間」3日目は、くぬぎ山地区の梨ジャムで作ったありのみ蒸しパンです。鎌ケ谷で梨の栽培が始まったのは、江戸時代末期、今から150年以上前だそうです。生産量が日本一の千葉県で県内3位の収穫量があります。味わっていただきましょう。
1月30日の給食
ご飯、牛乳、おかりば焼き、さつまいものサラダ、
揚げなすのみそ汁
<給食一口メモ>
今日は、佐津間地区の長ねぎを揚げなすのみそ汁に入れました。長ねぎの辛み成分である硫化アリルは、血行を良くして体を温める作用があります。今日で、「全国学校給食週間」最終日です。鎌ケ谷市は、農産物の宝庫です。ぜひ市内の名産物を探してみてください。
1月24日から1月30日の「全国学校給食週間」で、市民が多く利用する市民会館のロビーにパネル展示を行っています。給食のテーマと合わせて、鎌産鎌消献立に関する紹介を行いました。
【展示内容】
(1)学校給食センターの一日の流れや作業内容、調理場の紹介
(2)令和5年度に使用した鎌ケ谷産食材を生産者と生産地の紹介
(3)特産の梨を使った献立や、その梨の品種の紹介
(梨の実を模したパネルを裏返すと、紹介内容が記載されています。)
(4)鎌産鎌消献立のレシピ紹介
二次元バーコードを読み取ると、レシピを見ることができます。
【市民会館のロビーに展示された全景】
【(1)学校給食センターの一日の流れ、調理場の紹介】
【(2)令和5年度の鎌ケ谷産食材について】
【(3)梨を使った献立】
【(4)「鎌産鎌消献立」の給食レシピ】
地場産物の活用は、地域の食文化や農業をはじめとする産業の状況の理解や、農作物を作ってくださる方への感謝の心を育むなど、さまざまな効果が期待されます。今後も、地場産物を活用した献立の充実や食育活動をに取り組んでいきたいと思います。
文責:鎌ケ谷市立南部小学校・栄養教諭・加藤里美
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