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更新日:令和5(2023)年10月1日
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柏市は千葉県北西部に位置し、利根川や手賀沼沿いに豊かな田畑が広がり、お米、かぶやねぎ、ほうれん草などの野菜、梨、いちご、ブルーベリーなどの果物と農業生産も盛んです。市内には小学校42校、中学校が21校あり、給食は単独自校方式が51校、センター方式受配校11校で運営しています。給食は、市内のお米を主に使用し、地場産物の活用を中心とした給食を提供しています。
本校は、平成2年4月に柏中学校より分離独立し、今年で創立34年目になります。学区内には、JR柏駅・南柏駅と東武アーバンパークライン豊四季駅があり、都心への通勤にも便利な立地となっています。現在、生徒数566名、18学級と、柏市内でも比較的大きな学校です。学校教育目標『自智思健』を基に指導が進められています。
(1)「給食ができるまで」の動画(対象1年生)
本校では、給食を自校で作っていますが、実際に調理の様子を見ることができない ため、給食委員が毎年1年生を対象に、どんなことに気を付けて調理しているか、動画を作成して伝え、普段食べている給食について生徒たちに考えさせています。
【給食を作っている様子】
【給食ができるまでを動画で見ている様子】
(2)「給食のその後」の動画(対象2・3年生)
1年生での取組後、2・3年生を対象にして「給食のその後」という動画を作成し、見せました。給食残渣がゴミ収集車に捨てられることは、材料だけでなく調理するときに使われる電気やガス、水道などのエネルギーを無駄にしてしまうことにも気付かせました。また、これまで牛乳を飲む際に使用していたストローをなくすこと(ストローレス)で、プラスチックごみの削減にもつながっていることを考えさせました。
【給食残渣を収集車に入れている様子】
【給食が作られるまでに使われるエネルギー図】
(1)1年「環境先進国江戸」
1年生での取組後、2・3年生を対象にして「給食のその後」という動画を作成し、見せました。給食残渣がゴミ収集車に捨てられることは、材料だけでなく調理するときに使われる電気やガス、水道などのエネルギーを無駄にしてしまうことにも気付かせました。また、これまで牛乳を飲む際に使用していたストローをなくすこと(ストローレス)で、プラスチックごみの削減にもつながっていることを考えさせました。
【道徳の授業の様子】
【学校全体の残食量】
【残渣を一人分に換算すると、ほんのひと口に】
(2)1年「雄司の自慢」
この題材は、主人公雄司が転校先の給食を食べることを通して、その土地の伝統と文化への誇りをもつことや、地域の一員としての自覚をもって郷土を愛することなど、進んで郷土の発展に努めていこうとする話となっています。授業では、本校の給食でも提供されている地域で収穫された「かぶ」を取り上げ行いました。かぶ農家の方の声を生徒に伝えることで、自分たちの郷土を知り、今後どのようにしていったら郷土が更に活気づいていくかを考えさせました。
【地域でとれた「かぶ」が納品されています】
【地域の「かぶ」を使用したサラダの提供】
(3)3年「MOTTAINAI」
この題材は、「もったいない」という言葉からイメージするものの一つに「給食」を取り上げました。日本ではたくさんの食品ロスがあり、生徒たちには本校の残食について知らせる一方、世界では飢餓的な状況で食べられない人たちがいることも知らせ、自分たちの生活について振り返り、どのような生活をしていこうか考えさせました。
毎日何気なく食べている給食ですが、栄養バランスだけでなく食文化、食事に係る人や自然の恵みに感謝するなど、給食から学ぶことはとても多いです。本校では、委員会活動や授業を通して、教科横断的な取り組みから「給食」を題材にして食育を行っています。
今後も、学校が家庭や地域、様々な方々と連携し、生徒が生涯にわたって健やかに生きるための礎を作れるように、学校組織一丸となって努めていきたいと思います。
文責 柏市立豊四季中学校 栄養教諭 佐藤 華代
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