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更新日:令和5(2023)年1月30日
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習志野市は千葉県北西部に位置する市です。70年の歴史を持つ本校では、急速な地域の区画整理により、環境が大きく変わり、畑が住宅地へと変貌してきました。生徒は大変まじめに勉強や部活動に取り組んでおり、中でも管弦楽部は全国トップレベルを誇る伝統をもっている他、野球部の全国大会出場などよい結果を残しています。
習志野市では、春夏にんじんの収穫時期となる5月・6月を「キャロット月間」として、給食で使用するにんじんを習志野市産の彩誉(あやほまれ)で賄う「キャロット計画」を行っています。本市の農業に対する理解を深めるとともに、健康な体と心を育む食育活動を行っています。
給食委員会では、ポスターを作り各クラスや廊下に掲示します。また、葉つきのにんじんを展示し、昼の放送でも習志野市のにんじんについて紹介しています。
【ポスターと実物を展示】
【給食委員長からの昼の放送】
【給食委員がクラスで紹介】
毎月19日は、食育の日です。給食委員会では、その前後に「完食ウィーク」として、全校で完食を目指した取組を行っています。その結果を前期と後期に全校集会で表彰しています。
【配膳室前の掲示】
【給食委員会からの表彰】
【にんじん型バッグから表彰状を出しています】
読書週間に合わせ、文芸委員会と給食委員会で一中の図書室にある本から給食の献立を選び、給食を使って図書室の本の紹介をしました。
また、選んだ料理を超軽量紙粘土で作って展示し、食育だよりや給食時間の放送で紹介しました。
【当日の献立の説明】*「食育だより」より抜粋 10月30日 『美雨13歳のしあわせレシピ』しめの ゆき 「肉じゃが・赤だしのお味噌汁・空心菜のおひたし・だし汁をとったあとのかつおぶしで作った手作りふりかけ」 美雨(みう)が学校から帰ると、普段は料理をしないお父さんが作ってくれた料理です。 3年5組 給食委員 |
あまりの良い出来栄えにみんなが驚き、興味をもってくれました。
家庭科などの授業の中で、部活動で活躍できるための食生活についての話をしていますが、部活動の中でも行っています。特に野球部は、自分の食べる目標量を自分で設定し、毎日自分のパワーアップのために食トレを行っています。 また、3年生が1・2年生へ食事や生活習慣についてのアドバイスを個々に行いました。 |
【自分で作ったお弁当を食べています】 |
3年生が最後の給食を食べた後、「これが最後の給食だね。」「何かしたいね。」と言って作り上げてくれたものです。1枚1枚の付箋にメッセージを書いて、「ごちそうさま」の文字を各クラスで1文字ずつ作ってくれました。
本校では、学校生活の様々な教育活動全般を通して、生徒を中心に捉えた食育に心掛け、給食指導を充実させるように努めています。
生徒が中心に活動することで、毎日の給食を楽しく、そして自分のために残さずに食べるという様子が見られます。また、先輩達が重ねてきた経験から得た具体的なアドバイスは、とても強く後輩の心に響くものがありました。
このような取組の結果、生徒が自分の育った土地を愛する気持ちを育むとともに、学校給食をきっかけに食に関する意識を高めることで、中学校を卒業しても自己選択能力を身に付けて生涯健康に暮らすことができることを目指して、これからも生徒と共に食育を行っていきたいと思います。
文責:習志野市立第一中学校 栄養教諭 周郷美由紀
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