飛行高度の変更について
平成18年7月11日から、成田空港北側から着陸する航空機の円滑な運行を確保するため、茨城県霞ヶ浦の南東部(通称「レイクスポイント」)において、一部の飛行高度が変更されています。
飛行高度の変更について(平成18年7月11日実施)
平成18年7月11日から運用が開始された、成田空港への北側から着陸する一部の航空機の飛行高度の引き下げに関して、騒音調査結果が公表されました。調査結果の主な内容は以下のとおりです。
- 空港北側からの着陸便の飛行高度引き下げは、午前7時台と8時台、午後1時台から3時台の混雑する時間帯に集中した。
- 飛行高度引き下げ実施前後の各7日間の着陸便の平均騒音値については、大きな変化はなかった。
- 飛行高度引き下げを行った航空機を含めた飛行コースの面的運用については、特に変化は見られなかった。
県と香取市は、平成18年3月2日に国へ提出した意見書に基づく確認書を同年6月20日に、国、県、香取市及び成田国際空港株式会社の四者で締結しました。確認書の主な内容は以下のとおりです。
- 本県上空の飛行高度は、離着陸時を除き6千フィート以上を基本とする。一部飛行高度を4千フィート以上とすることは、混雑等航空管制上必要な場合に限る。
- 国及び成田国際空港株式会社は、飛行高度変更の前後に騒音実態調査を実施し、騒音値、飛行コースの結果を公表し、その結果、必要な場合には施設整備などの対策を講じる。
- 国及び成田国際空港株式会社は、今後の航空機や管制技術の進展を踏まえ、騒音の一層の軽減に努める。
平成17年11月、国土交通省から、成田空港への北側からの着陸機の飛行高度の変更について説明がありました。主な内容は以下のとおりです。
- 南風時の北側からの着陸は、現在茨城県の通称「レイクスポイント」で6,000フィート(約1,830メートル)以上から1本の飛行経路で行っている。
- 近年、成田空港の需要の増加によって航空交通量が増加し、これをさばくために着陸機が大回りをしたり、空中待機することになり、到着機の遅延等航空機の運航が非効率になる問題が発生している。
- このためレイクスポイントにおいて2,000フィート引き下げた4,000フィート(約1,220メートル)以上からの着陸経路を追加し、現在1本の茨城県上空の着陸ルートを上下2本に分離することによって効率的な運用を図りたい。
このことについて県は、その後国土交通省と具体的な協議を行い平成18年3月2日、4市町(現香取市)と共に国土交通省が誠実に対応することを条件に、飛行高度の変更を了承する意見書を国土交通省に提出しました。内容は以下のとおりです。
- 国土交通省は、昭和46年1月に千葉県知事と約束した飛行高度6,000フィート以上を引き続き基本とする。ただし、空港北側より着陸する航空機の県内4市町の飛行高度6,000フィート以上を4,000フィート以上として運航することについては、混雑等によって航空管制上必要な場合に限るものとする。
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