羽田空港機能強化策及び騒音軽減策について(平成28年7月26日)
「羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会」では、国土交通省に対し、騒音軽減策の検討・実施を求めているところですが、本日開催された連絡協議会において、国土交通省から以下のとおり説明があり、連絡協議会から意見を述べました。
国土交通省からの説明内容
1羽田空港機能強化策及び騒音軽減策について
- 「首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会」で、基本方針として「機能強化策及び環境影響等に配慮した方策」を提示するが、これは、羽田空港機能強化策であると同時に、千葉県下の騒音影響を増やすことなく、更に軽減を進めるための方策でもある。
- 南風時到着経路について、新たな到着経路の設定(15時から19時(切り替え時間含む))により、千葉県下の騒音影響の軽減を図る。
- 羽田空港の機能強化に際し、上記に加え、北風時到着経路も影響を増やさず、また、全ての経路につき更に影響軽減を図るための多面的な方策を講じる。
- 今後は、関係自治体の協議結果を踏まえて、この基本方針に即して、県及び関係市町と協議を行いながら、方策の具体化及び運用の詳細設計等を進める。
- 千葉県内においても、様々な手法を組み合わせた総合的なコミュニケーションを進める。
2航空機騒音の現況について
- 航空機騒音の測定結果等の航空機騒音の現況について情報提供があった。
- 諸般の方策の実施を通じて、今後も陸域への騒音軽減に努めたい。
連絡協議会としての意見等
- 南風時の新到着経路の運用と環境影響等に配慮した方策により、機能強化後の騒音負担が現在よりも確実に軽減されるよう求める。
- 既存の飛行ルートにおける更なる騒音軽減のため、機能強化に伴い示された方策のほか、可能な対策について、2020年を待つことなく、引き続き検討・協議のうえ、随時実施すること。
- 機能強化に伴う具体的な運用方法等を速やかに提示し、本県側の意見も踏まえ検討を進めること。
- 関係自治体の要望を踏まえ、現状で大きな騒音影響を受けている地域の実情に配慮し、詳細な説明を丁寧に積み重ねていくこと。
その他
- 機能強化に伴う具体的な運用方法等を含め、環境影響等に配慮した方策の具体化に向けて、「羽田空港機能強化に関する連絡調整部会」を中心に国と協議していくこととなった。
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