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羽田再拡張事業の本格着工に際しての申し入れ

趣旨

平成19年3月12日、国土交通省が羽田再拡張事業の埋立工事に同年3月30日に現地着工する方針を固めたことから、千葉県内の一部の漁業協同組合との間で漁業補償交渉が継続されている状況等を踏まえ、千葉県知事から国土交通省事務次官に対し申入れを行いました。

申入れ内容

平成19年3月12日付け千葉県知事発国土交通省事務次官あて

羽田空港再拡張事業の本格着工に際しての申入れについて

羽田空港再拡張事業については、本日、千葉県漁業協同組合連合会が着工に同意いたしましたが、関係24漁業協同組合のうち一部の組合では、現在も漁業補償交渉が継続されている状況です。

この様な状況ではありますが、国土交通省では3月30日に本格着工することになりました。

成田空港とともに羽田空港の整備も現実のものとなった今、県としては、我が国の国際競争力の維持・強化のためには、国際拠点空港の強化が必要な時代になったと考えています。

つきましては、再拡張事業の本格着工に当たり、下記事項を申入れます。

記

1. 漁業補償交渉が継続中の漁業協同組合に対し誠意ある対応をとること
2. 航空機騒音、山砂の採取・運搬に伴う環境影響への対策について、引き続き対応すること
3. 羽田と成田の有機的な連携を強化するために、両空港間の相互アクセスや物流機能の整備など首都圏におけるインフラ整備を着実に進めること