千葉港幹事部会の結果(平成29年12月27日分概要)
1.開催日時及び場所
日時:平成29年12月27日(水曜日)午後1時30分~午後3時00分
場所:千葉県庁中庁舎10階大会議室
2.幹事の招集数、出席者数
(1)幹事の現員数
18名
(2)出席者数
12名
3.議題
(1)千葉港港湾計画の改訂について
(2)今後のスケジュールについて
4.主な質疑事項等
(幹事)
- (31ページ)50,000DWT級の操船例図が描かれているが、操船方法は操船実務者にヒアリングを行った結果なのか。中央ふ頭は-12mで統一されていたが、ここだけ-14mと深くなることから、検討していただきたい。
- (31ページ)真ん中の操船の仕方をすると、港則法上、船舶の航行の方が優先になるため、船が通っているときはやめて頂くことになる。将来的にC-H岸壁は回転率が高くなるのが見込まれている。航路と航行船との関係について特別な安全対策が必要である。
- (28ページ)小型船だまり計画において、内港物揚場に移設すると聞いている図には記載が無いが、その近辺にテトラポットがあり、防波堤を延長すると間口が大変狭くなる。入出港の安全上の問題が発生する。テトラポットを一時撤去するのか、防波堤の形状を変更するのかを検討する必要がある。
- 物資補給施設について、不確かな情報かもしれないが、葛南地区の船橋で燃料の補給はやらないと決めているという話を聞いている。確認してもらいたい。
- (61ページ)専用埠頭計画の前面海域が「-5~-12」となっているが、繋がって水深は確保されていると思うが、もう少し細かく計画図に書かれるのか。
- 泊地として表記するということで良いか。
- 前面は、確保されているということで良いか。新たな施設をつくるため、入出港するにあたり、当然水深を確保するのは然るべきこと。計画図上明らかになるのであればわかりやすいし、明らかにならないのであればしっかり確保する手立てが必要である。
(事務局)
- 航行安全関係者との調整はしておらず、今後調整を図っていく。
- 航路と航行船との関係について、十分に検討する。
- 内貿物揚場にテトラポットがあることは承知している。施設整備にあたり、構造については検討する。
- 燃料補給の可否について、確認する。
- 表記の仕方については調整をし、ガイドラインに基づいて表記する。
- 前面はすでに泊地として位置づけしている。増深する部分については、-7.5mしかないため、-11mに対応した新たな泊地の位置付けを行う。
- 前面は、-11mを確保されている。企業に確認をして、記載については次回の幹事部会までに、精査する。
(幹事)
- (15ページ)埠頭再編により、各取扱い岸壁とヤードが一体となり、輸送導線も現状比べ効率がよい配置となっている。自動車ヤードやバルクヤード等の形状が、前回から変更されているが、利用者調整の結果このようになったのか。
- (15ページ)自動車ヤードの中に既存の倉庫が混在している。背後に高機能物流倉庫用のエリアを設けているが、そこに倉庫を移転させるという考えはあるのか。
- (26ページ)クルーズの必要性について、対象船舶は「ぱしふぃっくびいなす」となっているが、国内での2万t級の船舶は「ぱしふぃっくびいなす」と「にっぽん丸」の2隻しかない。千葉港の利用の可能性等を船社にヒアリングをしているのか。またポートセールスは行っているのか。
(事務局)
- 土地利用計画の形状については、岸壁等の配置を踏まえた中で港湾管理者として想定をしているもの。利用者との調整を含め、今後精査していく。
- 現在、この部分に倉庫や事務所の施設がある。利用者と調整を図りながら、岸壁の利用をしやすいように、配置計画の精査をしていく。
- 平成29年11月に日本クルーズ客船にヒアリングを実施している。船社からは、千葉港発着のチャーター便の可能性は十分あるとのことである。その他の船社にヒアリングを行った結果も踏まえつつ、旅客船埠頭の実現に努めていく。
(幹事)
- (13ページ)千葉北部地区の3mポンツーンは、1度に4基稼働するのか、順次稼働するのか。プレジャーボートと営業船の棲み分けをお願いしたい。
- (17ページ)全国主要のコンテナ取扱港の共通の課題は、取扱量より空コンをどう扱うかである。京浜港は、外貿コンテナは満タンであり、内貿ヤードに空コンを置いている状況である。ポートセールスの絡みもあるが、千葉港で入ってきた空コンを京浜港から出すという(沿岸輸送特許)事例が多くある。空コンのシフトの仕方や処理の仕方もある。コンテナヤードの整備はスペースの確保も大事だが、空コンをどう対処していくか検討して頂きたい。
- (43ページ)中央港出洲のあたりから、内航船は飲料水を補給しているかと思う。今年の9月に船員労働安全衛生月間中の訪船で、船内に残っている飲料水の残留塩素の検査をしたところ、前日に補給したにも関わらず、残留塩素が0%だった。千葉港の場合、蒸留施設の距離が長いため、管の関係や気温の関係で揮発してしまう。船内用の飲料水の補給の場合は、検討してもらいたい。
(事務局)
- 施設の整備は、千葉港全体の状況等を踏まえ、事業化の際に判断していく。
- 空コンの取り扱いや、コンテナヤードについては、検討し精査していく。
- 施設について、状況を十分調査し、配慮していきたい。
5.配布資料
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