千葉港幹事部会の結果(平成29年10月19日分概要)
1.開催日時及び場所
日時:平成29年10月19日(木曜日)午後1時30分~午後3時00分
場所:ホテルポートプラザちば2階「ルビー」
2.幹事の招集数、出席者数
(1)幹事の現員数
18名
(2)出席者数
13名
3.議題
(1)千葉港港湾計画の改訂について
(2)今後のスケジュールについて
4.主な質疑事項等
(幹事)
- (14ページ)千葉北部地区において、小型船の収納、旅客船桟橋を将来整備していただけるということは、とても重要なものと考えている。千葉みなとに旅客船桟橋が整備され、千葉みなとと幕張海浜公園、その先の船橋を繋げる航路を設けることはできないかと要望している多くの方がいるので、ぜひ整備を進めてもらいたい。
- (27、28ページ)千葉中央地区のI岸壁について、千葉みなと駅からポートパーク、更には美術館を一体化し、更なる賑わいをと考えているため、整備をぜひ進めてもらいたい。
- I岸壁の対岸に日本サイロがあり、回頭域や水深の関係から「ぱしふぃっくびいなす」を対象船舶とされているのか。また整備に当たっては、どのような整備をされて、どのくらいの期間実施されるのか。
- (31ページ)千葉中央地区において、港内静穏度を確保するために防波堤を設置する計画となっているが、これを整備することにより千葉港の静穏度も向上するのか。利用者からも静穏度について意見が挙がっている。
(事務局)
- 静穏度解析を行った結果、向上することがわかっている。このことから、図に示している箇所に防波堤を設置する計画としている。
- 対象船舶は、回頭域や水深等の関係から「ぱしふぃっくびいなす」としている。構造や整備期間については、計画が改訂されてから検討していくこととしている。
(幹事)
- (31ページ)今回、埋め立てする海域が多く発生しているが、広域水面を埋め立てたことによって、静穏度が変化するのか(反射波も考慮しているのか)。
- (21ページ)船舶の大型化で70,000GT級(220~230m程度)と「程度」というように記載されているが、最大の意味か、それとも平均の意味か。
(事務局)
- 静穏度解析は、埋立てたと仮定した形で解析を行っている。
- 船舶の記載内容は、岸壁に泊まれる船舶の幅があるため平均である。港湾計画で記載する対象船舶は、70,000GTで考えている。
(幹事)
- (4、14ページ)千葉北部地区について、親水性の空間が必要と考えており、現在は親水護岸のみで人が近寄り難い状況である。次回の幹事部会で緑地等の計画図を示されるという認識で良いか。
(事務局)
(幹事)
- (29ページ)八幡地区においてもプレジャーボートが多数あるが、これらの放置艇の対策の考えはどうか。千葉港北部地区及び寒川地区で355隻受け入れられるようにするということだが、八幡地区の放置艇も受け入れてもらえるということか。現在、放置艇が366隻ということで11隻足りないが、これについて今後整備はしていくのか。
(事務局)
- 小型船の係留施設として、千葉北部地区と千葉南部地区に位置付けしている。千葉北部地区については、170隻程度と考えている。また、千葉南部地区については、位置付けている隻数が185隻程度、合計すると355隻で考えている。現在、千葉港内の放置艇等の数は366隻で、八幡・五井地区についても含まれた隻数となっている。こちらでまず集約を図った上で、港内の状況を踏まえながら、対策をとっていきたいと考えている。
(幹事)
- (13ページ)現在、2020年のオリンピック・パラリンピックを見据えて海上ネットワーク、水上ネットワークの活性化と舟運の活性化という観点から、舟運のモデル地区を指定して全国で試験運航を行っている。船橋地区の桟橋を利用した形のトライアルを行った。もちろん運航基準上、安心、安全上の問題はない中でトライアルを進めたが、施設の老朽化が気になった。観光資源として使用できるファクターがたくさんあるので、安心、安全の危機感を持って、前向きに整備を検討して頂きたい。
- (14ページ)船橋を経由して千葉市に向かう航路の中で、有明から船橋に行くときにゲートブリッジがあったり、ディズニーランドを海側から見られるという普段では見られない光景があって、資源として、なかなかいいと好評を受けている。そこから千葉市に向かうと、三番瀬からの遠浅の関係もあるので、なかなか岸に寄れないという条件もあり、船から見て目を見はる観光資源が東京とか横浜に比べ厳しい。幕張の商業地区とリンクさせたような形で旅客船の着き場ができるということは、いろいろなファクターがまた増えてくると思うので、ぜひ前向きに進めてもらいたい。
(幹事)
- 今回、モデル地区に指定された際に使用した桟橋は、千葉県葛南港湾事務所管理のもので、通常の作業船が寄る桟橋、京葉食品コンビナートが所有の桟橋である。この2つの箇所を利用し、トライアルということで安全確認をした。本市は現在、桟橋を所有していない関係で、皆様の協力をいただいて実施した。本市はツアーも含めて就航し、サッポロビール園を含んだ1つのツアーは利用者40名定員のところ、約9割近い応募、利用があった。潜在的な需要というのは非常に高い。海上交通の開拓については、前向きに検討を進めていただきたい。
(事務局)
- 県としても前向きに取り組んでいきたいと考えている。また、葛南地区の維持管理等々について、今後も安全かつ快適に利用していただくため、適切かつ計画的に維持管理、また補修を進めていきたいと考えている。
- 葛南地区におきましては、サッポロビール園との運航実験の結果が良かったということで、そういったことも意見として賜り、県としても引き続き検討していきたい。
(幹事)
- (29ページ)I岸壁を延伸するにあたり、千葉中央埠頭の先端部付近にあるテトラポットが計画上支障をきたす恐れがあるため、十分配慮をしてもらいたい。
- (30ページ)埋立てに当たっては、スケジュールをどのように考えているか。埋立てスケジュールは前広に出してもらいたい。また、施工方法はどのように考えているか。
(事務局)
- 埋立てスケジュールは、計画改訂後に検討することとしている。御意見を賜りながら検討していきたい。
(幹事)
- 千葉県内におけるクルーズ船の棲み分けを、きちんと行ってもらいたい。
(幹事)
- 公共埠頭についてはいろいろな計画が出ているが、ポートセールスの分野から見て、ある程度積み荷や荷主をイメージしているのか。
(事務局)
- 積み荷や荷主といったことについては、利用状況を踏まえた中で案を示している。
5.配布資料
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