第2回千葉港長期構想専門部会の結果(平成27年11月17日分概要)
1.開催日時及び場所
日時:平成27年11月17日(火曜日)午後2時00分~午後4時15分
場所:ホテルプラザ菜の花4階「槙」(千葉市中央区長州1-8-1)
2.委員及び特別委員の現員数及び出席者数
(1)委員及び特別委員の現員数
17名
(2)出席者数(代理出席を含む)
13名
3.議題
千葉港長期構想の施策について
4.主な質疑事項等
(委員)
- アンケート調査は、ユーザーのニーズを把握する良い手段である。
- 460社にアンケートを実施しているがそのうち返ってきたのが16%で回収率が低い。
- 千葉港のスローガンが「生活と経済」では今までの港湾ビジョンと変わらないので、千葉港の特長を活かしたビジョン、スローガンが欲しい。
- 千葉の歴史、製鉄やエネルギー等の日本の経済を支え、三番瀬等の環境保全に取り組んだ港湾の歴史等、千葉港独自の特徴を鮮明に打ち出していくべきではないか。
(事務局)
- 生活や経済を支えた港であり三番瀬を残し環境問題に取り組んだ千葉港というのを強調すべきだと考えている。これからの港湾ビジョンを構想する上では、今のままのスローガンでは、他の港でも有する機能であり、変わらない。
(委員)
- 三番瀬を残し環境を重視してきた千葉港というのを強調すべき。今のままのスローガンでは、他の港と変わらない。
(委員)
- このままの状態では、千葉港に荷物が集まらなくなってしまう。現状で、モータープールが一杯。これ以上ヤードが増えないのであれば荷物が茨城港常陸那珂港区に移ってしまう。危機感を持っている。出洲、中央埠頭間を一体で埋め立てて、大水深岸壁をつくって欲しい。
- 水深が浅い出洲と中央埠頭のバースは使い勝手が悪く利用されていない。
- 中央埠頭から大型車が出るときの道路にクランクがあり、危険。
- 第二湾岸道路の整備もすすめていただきたい。
(委員)
- 大型客船の誘致を進めていただきたい。特に千葉北部地区はサッカーの施設ができるので、親水性の護岸を整備していただきたい。
- 埋立から50年経過しており、民間の護岸も含め老朽化している。老朽化対策の工法などを公開してほしい。
(委員)
- 千葉が横浜、東京、神戸と比較して大型客船を呼び寄せるニーズがあるのか長期構想で検討が必要。
(事務局)
- 新たに大型客船バースの新設は考えていない。既存の施設を利用することで考えたい。
(委員)
- 長期構想なので、ドラスティックなものがでてきてもいい。
- アンケートで答えていないところになぜ利用していないのかと言う所に興味がある。
- 公共埠頭では何を担っていくのか、議論を深めて行く必要がある。
- クルーズ船のターゲットを何にするのか。
(事務局)
- アンケートで回答の無かった企業を調べ、できるならアプローチしてみたい。
(委員)
- 港湾の理想的な姿というのは、海上の交通管制によることなく船舶が自由に安全に出入することができる港と考えており、船舶交通に支障を及ぼす恐れがあると思われる計画などがある場合は、別途検討が必要であるので、よろしくお願いする。その際は、我々も検討に参画しアドバイス等させていただく。
(委員)
- 危機管理に関して、葛南地区の船橋中央埠頭と市内とのアクセス道路は1本しかないが、地震などで橋が落ちた場合には、多くの港湾関係者が孤立することが想定されるので、新たな道路を作るか橋を敷設すべきである。
- 長期構想案では、各公共埠頭において耐震岸壁の新設や上屋などの老朽化施設の改修が盛り込まれているが、計画から切り離し、直ぐにでも整備・改修すべきである。
- 港の使い勝手の良さがないと荷主は他港に逃げてしまう。税関検査場などの官庁用地を港湾地域に確保することは、荷主の利便性向上やポートセールス面において必要なことである。
(委員)
- 集客と港湾施設が一体となった施設を、積極的に進めて欲しい。
- 民間の方が緑地とか水辺でイベントを実施するようなことを積極的に進めて欲しい。
- 千葉中央地区のI岸壁は旅客も対象として整備して欲しい。
- フェスティバルウォークの寒川地区も民間事業者の取り組みを生かしてあげるよう取り組み記載して頂きたい。
(委員)
- 放置艇対策が進んでいない。
- 老朽化対策を前向きに進めて欲しい。
(委員)
- 長期構想なので、ドラスティックなものがでてきてもいい。
- アンケートで回答がえられなかった者が、なぜ回答しなかったのかというところに興味がある。
- 公共埠頭では何を担っていくのか、公共で対応しきれないところは、専用で補いつつ再編も視野に入れて検討するなど、いろいろな議論があってもよいと思う。
- 企業、荷主などのミクロな話をもう少し深めるべき。
- クルーズは既にいろいろなところで取組みが進んでいる。千葉の観光資源を活用しつつ、段階を経ながら進めてゆくべき。
(委員)
- 葛南地区には、第二湾岸の用地が確保されており、長期構想の中に葛南地区から千葉地区までの第二湾岸を検討していただきたい。
(委員)
- まずは、他の空いている土地を持っている企業と交渉などを行い、空間の再編をして、効率的にやって5~10年先を考えて埋立てしない計画を立てるというのは不可能か。
(委員)
- 港運協会のみが埋立案を推薦しており、他の委員から孤立してしまう。仲間を増やしていくというのが一番良いのでは。
(委員)
- 埋立を計画しても完成は10年先となってしまい企業のスピードとあわない。
- 当面は、あるところをうまく活用するというのを突き詰める必要がある。
(委員)
- 例えば埋立用地の一部を水素化社会の用地として、アピールするのはどうか。
- 埋め立ててもできるのは早くて5年先、出洲地区の平屋の倉庫を高層化し高度利用し、そういう努力をしながら5~10年で広い用地を確保するのが良いのでは。
(委員)
- 東京だって、横浜だって埋立をしている。埋立が全部ダメという発想がおかしい。
(委員)
- 千葉だけなぜ埋立をやれないのか。
- 千葉の中央地区と出洲地区の間を埋立して直線の岸壁を造れば、埋め立てられる岸壁の維持管理も減る。
(委員)
- 埋立を進めるならば官民一体となって応援団をつくる必要がある。
(委員)
(委員)
- 県民、市民に理解してもらうのが一番良い。官民挙げてコンセンサスを得る必要がある。
- 事務局と協力して出洲を埋めるとどのくらいリターンがあるのか。まず数字を示すのがよい。
- 水素社会のアピールをするのがよい。
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