審議会の結果(令和4年1月19日分概要)|千葉県地方港湾審議会地方港湾部会
1.開催日時及び場所
日時:令和4年1月19日(水曜日)午後1時15分~午後2時50分
場所:ホテルプラザ菜の花 5階「あやめ」
2.委員の招集数、出席者数
(1)委員及び特別委員の現員数
委員:19名、特別委員:6名、合計25名
(2)出席者数
委員:16名、特別委員:3名、合計19名
3.議題
(1)名洗港港湾計画の改訂について
(2)その他
4.主な質疑
【議事1】名洗港港湾計画の改訂について
(委 員)
- エネルギー代替性向上への貢献とは、例えば災害時に既存のエネルギー、電力でなく、風力に切り替えるということか。
- 洋上風力発電量の39万kWとはどのような規模なのかイメージしにくいため、誰でも理解ができるような発電量の規模や効果の説明を示した方が良い。
- 銚子市の世帯数を大きく上回る非常に大きな規模の発電量であることや、その利益、効果も大きい事業であることをもっと示して良いのではないか。
(事務局)
- エネルギー代替性向上への貢献については、認識の通り、地元銚子市としても洋上の再エネに係るものを災害時の代替エネルギーとして使っていきたいという意向が示されている。
- 発電事業の規模感については、新聞報道によると25万世帯分程度の電力量であった。資料にどのように表現できるか、今後の事業者への聞き取りも踏まえ、次回までに整理する。
(委 員)
- 屏風ヶ浦エリアの緑地を一体的に計画しているのは良いが、屏風ヶ浦エリアの緑地と犬岩は離れている。景観という観点で自然景観と風力発電とのバランスがとれるエリアポイントとして一体的にゾーニングを計画していただきたい。
- 眺望する視点がその港の特性を美しい景観として享受する視点場になるので、前向きに検討いただきたい。
(事務局)
- 犬岩緑地は屏風ヶ浦沿いの緑地とは離れているが、一体的に風車という新たな景観のポイントを踏まえた重要な視点と考えている。港湾計画上、良好な景観を維持していくという位置づけについては、関係者との調整の上、検討したい。
(委 員)
- 検討している施設等のスペックについては特段問題ない。
- 周辺のインフラ整備、交通アクセス、港湾背後周辺の安全対策についても、関係者との調整のもと検討してほしい。
(事務局)
- アクセスに関し、周辺道路との連携については、今後、道路管理者と調整し検討したい。
(委 員)
- 埠頭用地内では、コンテナヤード、荷役機械、バラ貨物など、どこにどのような規模を配置するのか。若干スペースが狭いと感じる。
- 埠頭用地に隣接している緑地は、安全の観点から埠頭用地への動線の妨げになっている。埠頭用地を広くし荷役スペースとして活用したほうが良いのではないか。
(事務局)
- 埠頭用地内の具体的な利用方法と配置イメージについて説明した。
- 物流と緑地がお互いに阻害しない適切な配置を検討したい。
(議 長)
- 貨物量推計が計画に基づいて順調に増加した場合に、安全な荷さばきや動線の問題が出てくるものと思われる。今後の港湾計画の進行に伴って、将来的に状況に応じて、このご意見を反映させていくという方向とする。
(委 員)
(事務局)
- 送電線の具体的な設置位置は、今後事業者と協議し、既存施設及び港湾計画に支障のないよう対応していく。
(委 員)
- 地方港湾審議会は、3月に予定されている第3回で終了するのか。
- 将来にわたって、避難港ということを踏まえた形の中で、物流港としても生かせるよう港を整備していただきたい。
- 銚子市沖洋上風力発電事業の建設基地港は鹿島港であるが、鹿島港と名洗港の役割分担を明確にし、将来、名洗港が狭くて使えなくなってしまうことがないよう、計画してもらいたい。
(事務局)
- 名洗港港湾計画改訂においては、第3回で終了の予定である。ただし、将来的に名洗港を取り巻く環境や情勢変化などによって新たな貨物需要や洋上風力の展開などがあれば、港湾計画を変更することになり、地方港湾審議会を開催し、ご審議いただくことになる。
- 鹿島港の利用方法と名洗港との役割分担も踏まえた整理をしたい。
(委 員)
- 資料の表紙の写真では、風車の設置位置のイメージがつきにくいため示してほしい。イメージの湧く資料があった方が市民にも理解できて良いのではないか。
(事務局)
- 風車の設置位置は名洗港の沖合であり表紙の写真の範囲ではない。発電事業者の計画では、洋上風車の設置エリアに31基の設置が予定されている。具体的な設置位置は発電事業者の計画が進めば、お示しできるものと考える。
(委 員)
- 風力発電に係る作業員の輸送には海上運送事業法にかかる可能性がある。許可の手続きが運用面で必要となるため、早めに相談をしてほしい。
(事務局)
(委 員)
- マリンスポーツやレジャーが盛んに行われており、防波堤の整備による、離岸流の発生等の環境変化が考えられることから、地域に訪れる人々に対して、工事中や完成後の安全対策を講じるようお願いしたい。
(事務局)
- 工事施工面、完成後の安全対策は重要な視点であるため、海上保安庁等の関係者と連携して取り組んでいく。
【議事2】その他
事務局より、今後のスケジュールを説明
5.配布資料
千葉県地方港湾審議会資料
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