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更新日:平成30(2018)年10月27日
ページ番号:18678
発表日:平成30年10月26日
千葉県県土整備部港湾課
千葉県県土整備部技術管理課
平成30年9月4日に葛南港湾事務所が契約した野積場舗装工事において、積算の誤りで予定価格及び最低制限価格が過小になっていたことが判明しました。
本工事は、適正な積算であれば一般競争入札(総合評価方式)で執行すべき案件であり公正な入札がなされていないものと思慮されたため、契約した相手方には謝罪及び事情の説明を行い、契約の解除手続きをいたしました。
ご迷惑をおかけした関係者の方々、県民の皆様の信頼を損なうような事案であったことから、心からお詫び申し上げます。
また、今回、様々な再発防止策に取り組んでいる状況下で積算誤りが発生したことに鑑み、部内全出先機関の積算に係るチェック体制・取組状況について現地確認を行い、その結果を踏まえ、再発防止策を拡充することとしました。
今後とも、積算のチェック体制の強化を行い、再発防止に努めてまいります。
工事名:県単港湾整備(港建特別)工事(野積場舗装工)
箇所名:千葉港葛南中央地区 船橋市潮見町地先
入札方式:指名競争入札
予定価格:48,416,400円(税抜き 44,830,000円)[事前公表]
最低制限価格:43,201,080円(税抜き 40,001,000円)
発注機関:葛南港湾事務所
8月15日 指名競争入札制度による指名通知
8月31日 開札の結果、A者は最低制限価格を下回ったことから失格とした。
入札価格 税抜き 39,999,000円
最低制限価格以上の最低額で入札したB者を落札業者とした。
入札価格 税抜き 40,005,000円
9月4日 B者と工事請負契約を締結した。
9月11日 工事を施工するにあたり、落札業者であるB者の現場代理人から
設計書の内訳表の確認依頼があり、再チェックを行ったところ担当
職員が誤りを発見した。
9月18日 B者に謝罪及び説明を行った。
9月19日 B者との契約を解除した。
工事の設計書を作成するシステムの入力に際し、工事費の積算項目のひとつである上層路盤(再生アスファルト安定処理)の材料単価について、m3あたり単価(21,700円)を入力すべきところ、tあたり単価(9,250円)を入力したため、予定価格が過小となっていました。
正しく積算すると、予定価格が5千万円以上となり、一般競争入札で執行しなければならない工事でした。
今後も、職員の適正な業務執行に係る監督を徹底するとともに、チェック体制をより充実させ、適切な事務手続きと法令遵守についての指導を徹底してまいります。
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