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更新日:令和8(2026)年2月4日

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知事定例記者会見(令和8年1月29日)概要

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日時

令和8年1月29日(木曜日)11時00分から11時44分

場所

本庁舎5階大会議室

動画

令和8年1月29日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 令和8年度当初予算案について

  2. 令和7年度2月補正予算案について

  3. 令和8年度組織の見直しについて

 令和8年度当初予算案について

(知事)

皆様、こんにちは。

はじめに、令和8年度当初予算案について、御説明いたします。

資料1令和8年度当初予算案について、を御覧ください。

表紙の部分に、当初予算案の特徴を記載しております。

令和8年度当初予算は、総合計画「~千葉の未来をともに創る~」を策定後、初めての通年予算であり、計画に掲げた施策の着実な推進を図る予算といたしました。

具体的には、成田空港を核とした産業拠点の形成や千葉の自然を活用した観光地域づくり、稼げる農業の推進などによる千葉経済圏の確立、北千葉道路や銚子連絡道路をはじめとした道路ネットワークの整備、県営水道事業への出資再開等による水道管路耐震化など、社会資本の充実、不妊検査への支援や、教育費の負担軽減、教育環境の改善などの子育て、教育施策の推進、帯状疱疹の予防接種支援や救急医療提供体制の強化、介護現場の業務改善など、医療・福祉の充実をはじめ、各分野にわたり「新しい千葉の未来の創造」に向けた事業を計上しております。

また、令和7年度2月補正予算と一体的に編成することで、これらの取組を切れ目なく進めてまいります。

3ページをお開きください。

一般会計の予算規模は、約2兆2,534億8,700万円で、前年度と比べ3.0パーセントの増となっています。

4ページをお開きください。

当初予算の主な施策について、関連する令和7年度2月補正予算に計上した事業とあわせて御説明いたします。

危機管理体制の構築と安全の確保のうち、危機管理体制の構築と「防災県・千葉」の確立についてです。被災者支援システムの導入を推進するとともに、物流業者等と連携した物資輸送訓練を実施し、災害発生時の対応力の強化を図ります。

また、地震被害想定調査の結果を踏まえ、津波避難計画策定指針を改定いたします。激甚化する災害から県民の生命・財産を守るため、河川改良や海岸保全施設の整備、土砂災害対策等を引き続き実施するほか、土砂災害特別警戒区域にある住宅について、移転費用の一部を支援いたします。

6ページをお開きください。

くらしの安全・安心の確保です。

市町村や自治会等の防犯カメラ設置について、引き続き前倒しして支援するほか、匿名・流動型犯罪グループの活動実態の把握などに向け、被疑者から押収したスマートフォンの通話履歴などを分析するツールを導入いたします。

また、飲酒運転を根絶させるため、啓発活動を実施するほか、自転車乗車時のヘルメット購入支援、通学路の安全対策に引き続き取り組みます。

8ページをお開きください。

千葉経済圏の確立と社会資本の整備のうち、経済の活性化と更なる飛躍です。

航空宇宙産業分野について、基礎調査の実施、研究会の設置などにより支援策を検討するほか、スタートアップの創出に向けて、新たにディープテック領域の研究者等に短期集中的な支援を行います。

成田空港周辺地域における航空宇宙関連産業等の集積に向けて、新たに航空機整備関連企業の人材確保の取組を支援するほか、県が、産業用地整備を直接、施工するため、地形測量や用地取得などに向けた準備を進めます。

また、産業拠点形成に向けた調査・検討を行うとともに、成田空港「エアポートシティ」構想の実現に向けて、地域ブランディングを推進します。

右側の9ページを御覧ください。

中小企業が、持続的に賃上げ可能な環境を整えるため、生産性向上等に必要な設備投資への助成や、適切な価格転嫁のための伴走支援を引き続き実施するとともに、海外で開催される展示会に出展する経費の一部を助成いたします。

本県の豊かな自然を活用した観光地づくりを促進するため、引き続き、養老渓谷温泉郷におけるコンテンツ開発等を進めるほか、内房・外房地域においても、実証事業などを行います。

10ページをお開きください。

稼げる農林水産業の推進です。

「稼げる農業」の実現に向け、老朽化した共同利用施設の再編集約・合理化に対する取組を新たに支援するとともに、若手農業経営者等を対象に「アグリトップランナー経営塾」を開催いたします。

また、若手生産者を対象にスマート農業機械の導入を支援するほか、スマート農業技術に係る実演会・交流会などを実施し、園芸農家と民間企業等のマッチングを促進いたします。

高温対策のための機械・装置の導入に対して緊急的に助成するほか、畜産農家と連携して、暑熱対策の実証を行います。

このほか、「全国豊かな海づくり大会」の開催に向け、プレイベント等の開催を通じた全県的な機運醸成など行ってまいります。

12ページをお開きください。

社会資本の充実とまちづくりです。

県民生活の利便性向上や県内経済の活性化につなげるため、北千葉道路や、銚子連絡道路、長生グリーンラインなど、道路ネットワークの整備を引き続き推進いたします。

また、本県港湾の中長期的な発展に向けた戦略を策定するほか、千葉ポートパーク及び周辺地域の一体的な活性化を図るため、調査検討を行います。

水道管路の耐震化を促進するため、県営水道事業への出資を24年ぶりに再開するとともに、本年4月に統合する九十九里地域・南房総地域の用水供給事業体と県営水道の経営安定化を図るため、県営水道用水供給事業への繰出しを行います。

右側の13ページを御覧ください。

超高齢化時代に対応した医療・福祉の充実のうち、医療提供体制の充実と健康寿命の延伸についてです。

周産期母子医療センターを新たに認定するとともに、小児救命救急センターや周産期母子医療センターに対し、緊急的な支援を行います。

また、夜間・休日の急病に伴う県民の不安解消と救急医療体制の負担軽減を図るため、救急安心電話相談事業及び小児救急電話相談事業の受付時間を拡充いたします。

このほか、帯状疱疹の発病・重症化を予防するため、定期接種の対象とならない方に対する予防接種事業を行う市町村を支援いたします。

14ページをお開きください。

高齢者福祉と障害者福祉の充実です。

介護現場の業務改善に向け、アドバイザーの養成などを行います。

また、在宅医療現場に加え、新たに訪問系の介護現場における暴力・ハラスメントに対する相談窓口を設置します。

このほか、特別支援学校に在籍する医療的ケア児の通学に係るモデル事業の対象校を、全ての県立特別支援学校に拡大いたします。

右側の15ページを御覧ください。

こども・若者の可能性を広げる千葉の確立のうち、こども・若者施策の充実です。

不妊症の可能性に悩む方が少しでも早く検査や治療を受けられるよう、不妊症に係る検査費用を助成いたします。

また、こども・若者の意見を県政に反映させるため、中高生が県に政策提案を行うワークショップを開催いたします。

柏児童相談所と銚子児童相談所の建替えを引き続き進めるとともに、君津児童相談所の整備に向けた基本計画を策定するなど、児童相談所の機能強化を図ります。

16ページをお開きください。

教育施策の充実です。

私学教育の振興と保護者負担の軽減を図るため、私立学校の経常費補助について、県の補助単価を引き上げるとともに、私立高校の授業料支援について、支給額を引上げます。

また、私立高校等における校内LANや、理科・数学等の教育設備の整備に要する経費について助成いたします。

公立小学校に通学する児童の保護者の負担軽減を図るため、学校給食費に対し、新たに補助いたします。

特別支援学校の過密解消のため、新設校の設置等を進めるほか、県立学校の空調整備について整備対象を拡大し、理科室等の特別教室や教科準備室などの管理諸室についても整備を進めます。

このほか、県立高校におけるいじめの重大化や自殺を予防するため、生徒の出欠席状況や心の健康状態に関する情報を共有できるシステムを導入し、組織的な支援体制の強化を図ります。

18ページをお開きください。

誰もがその人らしく生きる・分かり合える共生社会の実現です。

パラスポーツの普及を図るため、新たに千葉県パラスポーツ情報センターを設置し、情報発信や相談対応を行います。

また、外国人住民の日本における生活ルールやマナーの習得を促すため、新たに啓発動画を作成し、情報発信の強化を図ります。

右側の19ページを御覧ください。

独自の自然・文化を生かした魅力ある千葉の創造のうち、脱炭素化と循環経済の推進です。

家庭や中小事業者等が行う省エネの設備の導入・更新等を引き続き支援するとともに、洋上風力発電について、太平洋沿岸地域への導入に向けて、検討を進めます。

また、市町村が行う地球温暖化対策実行計画の策定や、プラスチックのリサイクルの取組を支援いたします。

20ページをお開きください。

環境の保全と豊かな自然との共生です。

野生鳥獣対策としてキョンの捕獲事業への補助単価を引き上げるほか、AIを活用して光化学スモッグを予測するシステムを開発いたします。

右側の21ページを御覧ください。

千葉の魅力の向上と活用です。

「発酵県ちば」の魅力を県内外に広く発信するため、発酵グルメのPRなどのプロモーション事業を実施するほか、誕生20周年を迎えるチーバくんを活用した情報発信等を行います。

千葉ならではの「海と夕陽」の魅力を広く発信し、認知度向上を図るためのプロモーションや、落花生導入150周年を契機としたプロモーション等を実施いたします。

22ページをお開きください。

千葉の特徴・歴史を生かした文化・スポーツ振興です。

千葉県誕生150周年記念事業での多様な主体との連携による取組を引き継ぎ、本県の文化芸術として発展させていくため、広域で連携した芸術祭を県内2地域で開催いたします。

また、「ちばアクアラインマラソン2026」を開催するほか、子どものうちからゴルフに親しみ、楽しめる環境づくりを進めるため、ファミリー向けゴルフ体験会を開催いたします。

右側の23ページを御覧ください。

くらしを豊かにするデジタル技術の効果的な活用です。

公金納付について、eLTAXの仕組みを活用したキャッシュレス決済を可能とするためのシステム改修を行います。

また、民間の専門人材を活用し、引き続き、県庁におけるDXの推進・業務改革を図るとともに、市町村が行うDXの取組に対し専門的・技術的な助言を行います。

24ページ、25ページを御覧ください。

一般会計の歳入の状況ですが、前年度と比較して、1の県税については、賃金の改善等により個人県民税が、国内消費の増などにより地方消費税が、それぞれ増となる一方で、自動車税の環境性能割や、軽油引取税の暫定税率の廃止により、全体では約292億円の増を見込んでおります。

2の地方特例交付金については、1の県税で申し上げた軽油引取税の暫定税率等の廃止に伴い、208億円の増を見込んでおります。

3の地方交付税については、地方財政計画や税収の見込みを踏まえ、50億円の減を見込んでいます。

このほか、4の国庫支出金については、公立小学校の給食費の支援や高校生等の授業料支援を拡充することなどから、約132億円の増、5の繰入金については、収支差の解消のため、財政調整基金の取崩額が前年度と比べて増額となったことなどから、約372億円の増となっています。

26ページ、27ページを御覧ください。

歳出の状況ですが、前年度と比較して、1の人件費については、給与改定による増のほか、段階的な定年引上げにより退職者が増加することなどから、約380億円の増となっています。

2の社会保障費については、高齢化の進展に加え、給付単価が増加していることなどから、約216億円の増となっています。

3の投資的経費については、県営水道事業への出資を再開するほか、道路ネットワークなどの社会基盤整備などを進めていくことなどから、約313億円の増となっています。

4のその他消費的経費については、私立高等学校等の授業料に対する助成の拡大などに伴い補助金が増額となる一方で、中小企業振興資金において、感染症対応特別資金の償還が進んだことなどから、貸付金が減額となり、全体では約231億円の減となっています。

当初予算については、以上です。

  令和7年度2月補正予算案について

(知事)

続いて、資料2令和7年度2月補正予算案についてを御覧ください。

2月補正予算では、国の補正予算に対応し、水道料金の減免支援や消費喚起策、事業者支援などの物価高騰対策をはじめ、防災対策や医療・福祉の充実などに必要な経費を計上いたしました。

3ページをお開きください。

補正予算規模は約155億円の増で、その内訳は、国の補正予算等に係るものが、約602億円の増、それ以外の事業費に係るものが、約447億円の減となっています。

歳入の内訳は、所得環境の改善や株式市場が好況であることなどにより個人県民税などの県税が約418億円の増、地方交付税が、国の経済対策による追加交付があったため、約241億円の増となる一方、繰入金は収支が改善したことを受け、財政調整基金の取崩額を縮減することなどにより、約677億円の減となっています。

4ページをお開きください。

主な補正予算の内容のうち、国の補正予算等に係るものです。

先日お知らせしたように、県民の負担軽減を図るため、国の重点支援地方交付金を活用して水道料金の減免を実施するとともに、県営水道の今後の経費節減につなげてまいります。

5ページから8ページにつきましては、国の交付金を活用し、キャッシュレス決済によるポイント還元キャンペーンを実施するほか、中小企業や清酒製造事業者、漁業者、医療機関等を支援いたします。

また、9ページから18ページにつきましては、その他の国の経済対策に対応した防災対策・交通安全対策など、当初予算の説明でも触れた事業について記載していますので、後ほど、御覧いただければと思います。

19ページをお開きください。

その他の事業費に係るものです。

総合スポーツセンター体育館整備事業について、入札不調に伴い、事業費と整備スケジュールの見直しを行うほか、地方交付税の追加交付に伴い、県債管理基金の積立てを行うものです。

2月補正予算については、以上です。

  令和8年度組織の見直しについて

(知事)

続いて、資料3令和8年度組織の見直しについてを御覧ください。

令和8年度の組織について、地域の活性化やこども政策の推進に向けて体制強化を図るとともに、児童相談所の体制整備など、県の重要施策を着実に推進するため、効果的・効率的な体制を構築できるよう、組織の見直しを行います。

主な組織改正について申し上げます。

県では、成田空港周辺地域において、県が直接施工することも含め産業用地の整備を進めるとともに、県経済をけん引する地域に企業を誘致し、産業集積を進めるため、総合企画部に「産業拠点整備戦略担当部長」及び「産業拠点整備戦略課」を新設いたします。

次に、こども・若者施策に係る部局横断的な企画立案や総合調整を推進するため、健康福祉部に「こども家庭担当部長」及び「こども・若者政策課」を新設いたします。

次に、印旛児童相談所及び松戸児童相談所を新設するとともに、児童相談所一時保護所の夜勤体制を強化するため、児童指導員や保育士を増員いたします。

2ページをお開きください。

平時における感染症対策と健康危機発生時の対応を一元的に所掌するため、健康福祉政策課に「健康危機・感染症対策担当課長」及び「感染症対策室」を新設いたします。

そのほか、保健医療大学の機能強化、観光地域づくり、戦略的な港湾の活用、また、企業局においては、水道用水供給事業の統合、教育庁においては、全国高等学校総合体育大会の開催などに的確に対応するため、組織の再編・新設を行います。

最後に、千葉県職員定数条例の改正です。

企業局において九十九里地域及び南房総地域の水道用水供給事業を統合し経営するため、また、人事委員会事務局において職員採用に向けた取組強化を図るため、定数を増員いたします。

私からは以上です。

質疑応答

(記者)

御説明ありがとうございます。

当初予算案に関連しまして様々な新規事業があるかと思いますが、その中でも知事として強調したいポイント、新規事業を教えてください。

(知事) 

2期目として初めての通年予算ということで、県民の皆さま方にお示しをした県政ビジョンに伴い、職員の皆さん方が創意工夫をして、それぞれの政策を前に進めてもらったと思っています。

どれも重要ではありますけれども、申し上げると、一応私2期目、県民を守り支え、飛躍する千葉へということを申し上げましたけれども、この守り支えるという部分においては、安全安心の分野については匿名・流動型犯罪グループへの対策強化、こうした治安対策。それから子育ての部分では不妊治療への新たな支援であったり、また教育では、県立学校の空調整備の拡充。私立学校においては理数教育施設設備への整備の助成など、教育環境に対する整備。それから医療福祉に関しては小児周産期医療への緊急支援であったり、帯状疱疹ワクチンへの新たな助成といった形で着実に、こうしたそれぞれの、非常に困難を抱えている方々であったり、これからの部分について守り支えるための予算を、しっかりと配分できたと思っています。

そして飛躍する千葉に向けてでありますけれども、この間1期目を中心に、ある種ロケットなのかエンジンなのかは分かりませんが、1段目は無事うまく成功していると思います。企業誘致に関しても好調でありますし、国家戦略特区の全県の指定も勝ち取りましたし、また成田空港に関しても国家プロジェクトとしての位置づけと、そして物流拠点の誘致。それから圏央道の全線開通を含めて、当初目指していた、この1段目の部分というのは非常に上手くいってると思っています。

これからそういう意味で、2段目にしっかり点火をして推進をしていかなければならないという意味においては、今回、成田空港周辺の産業拠点形成という大きなチャレンジをするということ。それから観光地づくり。それからスタートアップ。それから港湾の戦略。こういう、非常に難易度は高いですけれども、2段目の千葉県全域に、さらに経済の加速をしていくためには、重要な事業に着実に新規事業を盛り込めたと、組織の改正も含めてできたと思っていますので、しっかり千葉の未来、明るい希望を感じていただけるような挑戦的な予算を作ることができたのではないかなと、思っています。

(記者) 

ありがとうございます。

今のことにも関連すると思うのですが、今回、組織体制の変更もあると思います。改めて、そこの狙いの中で、また強調したい部分を教えてください。

(知事) 

まず、この経済の部分に関しては、産業拠点形成の整備という非常に重要なプロジェクトに関する組織改正を行ったところであります。そしてもう一つ、なんといっても今回に関しては、やはりこどもの部分ですよね。これはこども家庭担当部長を作り、また、こども・若者施策を担当する課を新設して、かつ、児童相談所を2カ所新設することも含めて、児童福祉の分野に関しては、非常に組織横断的に取り組めるような体制の整備を進めることができたと思っています。

それから、あえて3点目を申し上げると、やはり新型コロナを含めた感染症の記憶、だんだん薄れてきておりますけれども、やはりいつ、なんどき、新たな健康危機があった場合にも、私も経験しましたけれども、やはり全庁をしっかりとコントロールして対応していくための組織改正についても、今回、手を打つことができたと思っていますので、その部分も含めてしっかりと必要な組織の強化が図れたと考えています。

(記者) 

ありがとうございました。以上です。

(記者) 

私からは予算規模について、今回2兆2,534億円という、コロナ禍を除くと過去最大規模となりました。その要因と狙いとか、その理由について教えてください。

(知事) 

必要な部分に予算を措置しておりますけれども、大きな流れとしては、やはり収入面でいえば、少し申し上げたとおり賃金の改善であったり、国内消費の増などによって税収増があるということ。それから企業業績も堅調でありますので、そうした部分での法人の関係税も増えているという意味では、好循環は少なくとも国や県の取組によって生まれてきていると思います。

一方で税収は増えて予算規模は増えておりますが、一方で人件費の増であったり、もしくは建設単価の上昇であったり、社会保障費の増といった形で、収支は決して楽観できる状況ではなく、これは千葉のみならず、全国の自治体が同じような状況でありますので、そういった意味では、われわれはなかなか積極財政というわけにはいかないところがありますので、これからも必要な未来への投資であったり、県民福祉の向上には、しっかりと予算を配分する一方で、中長期的な財政運営に関しては目配りをしながらやっていきたいと考えています。

(記者) 

今回、財政調整基金取り崩しが990億円という、かなり大きな額になったと思います。そのあたり知事の御見解ありましたら教えてください。

(知事) 

先ほど申し上げたとおり、やはり社会保障費の増。それから診療報酬、介護報酬の引き上げ等も受けて、この社会保障費、これまで以上に伸びていくことが想定をされておりますので、この歳出の増加に税収などの歳入の増加が追いついていない状況だと思っています。これは全国的な問題だと思っております。

他の県では、本当に財政危機宣言みたいなものを出してるところもありますので、ここは全国知事会と連携をして、国に対して引き続き働きかけていく必要があるだろうと思っています。

いずれにしても千葉県に関しては、過去の県政運営の中で財政の健全化に関しては、非常に大事にその方針が取られてきているところもありますので、財政基盤としては、他の都道府県に比べれば比較的堅剛なものがあるかなと思っております。

(記者) 

ありがとうございます。

あと、もう一点、組織の改変なんですけれども、今回、児童福祉こども施策への体制強化ということで、こども家庭担当部長を置きました。こども・若者政策課も新設されました。これまでも当初から従来あった課で対応していたとは思うんですが、改めて、こういう新しい担当部長を置いたり、担当課を置くという、その狙いについて教えてください。

(知事) 

健康福祉部は非常に本当に大きな組織なんですよね。この組織が複数の、医療も、それから高齢者福祉、障害者福祉から、それから家庭福祉も含めて全部持ってるがゆえに、いい面もたくさんあるわけですけれども、それぞれの分野を機動的にやはり、それから全庁横断的に進めていくためには、特にこどもであったり、子育て、若者施策について、教育委員会との連携も含めて、ある程度それをグリップする担当部長等が必要だろうという考え方であります。

それから若者施策ですよね。やっぱり少子化を解消していくためには、こどもを持った人たちの支援だけではなくて、やっぱりこれから社会を支えていく若者を、しっかり応援を、エンゲージをしていくということが何より重要になってまいりますので、そういった意味では、この若者施策にしっかりと力を入れていくという観点でも、こういう形での組織の強化につながっていると受け止めていただければ。

(記者) 

分かりました。ありがとうございます。

(記者) 

よろしくお願いします。

今回の予算、再選後初めての予算かと思うんですけども、名付けるとしたら、どういう表現になるか伺えますでしょうか。

(知事) 

名付けるとしたら何ですかね。私の本当に選挙のときのお約束どおり、県民を守り支え、そして飛躍する千葉へを実現する予算かなと。つまらないですが、それで許していただければ。

(記者) 

ありがとうございます。

予算の中身とか組織再編を見ると、成田空港を中心とした産業拠点の形成についての取組が強く打ち出されているかなと思うんですけども、改めてこの狙いを伺いたいのと、産業拠点整備の後、担当部長を商工労働部ではなく総合企画部に置いた理由についても伺えますでしょうか。

(知事) 

ありがとうございます。やっぱり、まず成田空港に関しては、非常に重要なタイミングを迎えてきていると思っていますので、本来であれば成田空港開港時に、本来、国と県がやれた政策かもしれませんが、当時のやっぱり歴史的経緯上、それはなかなかできなかった。そういう意味では、この第2の開港プロジェクトで、ようやくそれが多くの人たちの地域共生の御努力によって、空港周辺を国際的な産業拠点を形成していくという、そういう機運が非常に高まっていく。

そのタイミングで、やはり一方で産業用地が不足をしている状況にありますので、この機を逃がさずに、やっぱりスピード感を持って産業用地整備を、この空港周辺において進めていくために、やはり県自身が、国にも様々な形で働きかけておりますが、まずは県ができることをしっかりと、リーダーシップ発揮をしていく必要があるだろうということで予算、組織としても、こうした形で示してまいりました。

総合企画部にある理由でありますけれども、この部分は、やはり総合調整をやっていく必要がありますので、商工労働部も非常に今頑張ってくれておりますけれども、単に企業立地だけではない、全庁的な政策が成田空港周辺では必要になってまいりますので、そうした意味で成田空港政策課も持って、また政策企画課を持ってきた総合企画部に、それを持つという形で整理をしたものですね。

(記者) 

ありがとうございます。

(記者) 

よろしくお願いします。

成田空港の関連で、かねてからの議会答弁で、産業用地の直接施工に取り組まれるというお話は示されていたかと思います。予算にも計上されてるわけですけれども、改めてどういったケースにおいて、県が直接用地の施工をしていくのか。その基準であったり、具体的にお示しいただけますでしょうか。

(知事) 

これは成田空港周辺で、われわれ県がスピード感を持って取り組んでいかなければならない、そういうケースにおいて行うというものになりますので、何でもかんでも野放図にやるわけではなくて、航空宇宙産業であったり、県が空港と密接に関係をしていて、かつスピード感を持って産業拠点整備を進めていかなければならない、そういう地域であったり、もしくは内容において、われわれが直接施工するということを選択肢に入れて、しっかり取り組んでいくということですね。なので、千葉県にとっては非常に大きなチャレンジになることは間違いないと思います。

(記者) 

ありがとうございます。

すみません、空港関連でもう一点。今回の予算でエアポートシティ構想の実現に関して、公共交通に関する方針を策定されるとかであったりを示されているんですけれども、エアポートシティ構想は四つのアプローチからなるということでお示しされていますが、今回、航空宇宙産業に関連して奨学金の返済支援といった、かなり具体的な項目が盛り込まれてる一方で、他の産業拠点ケース以外の三つのアプローチに関しては、まだかなり具体的な策としては、ぼんやりしてるのかなという印象があります。

産業誘致が先行してる一方で、それ以外の分野がぼんやりしてるという認識なんですけども、知事として、そこをどう認識されているか。今後どう他の三つのアプローチ取り組まれていきたいか、お考えを教えてください。

(知事) 

まず一つとしては、まず県の本来の政策分野が当然先行するというのは、これは当然だと思うんですね。まちづくりや様々な部分というのは、やっぱり市町と一緒にやっていく分野になりますので。この市町の部分に関係するところでいっても、例えば2のウェルビーイングの選ばれるまちの創出でありますけれども、これも多様な人材を引きつけて住みたいと思っていただくような住環境にしていくための調査検討。これは9市町と連携をして行っておりますので、この調査結果を踏まえて、その創出に向けた取組を進めていくという形になっております。

そういった意味ではブランディングの部分もそうですし、交通モビリティに関しても、今、京成さんとも連携をしながら地域公共交通ネットワークの充実に向けた検討を、さらに進めるための調査を予算計上しておりますので、そういった意味では、県が本来の領域としている部分が当然先行するけれども、この四つの分野含めて、しっかり調査検討しながら、市町と連携してやってきていますので、これはもう一つ一つが、しっかりと走っていく形になると思っています。

(記者) 

ありがとうございます。

(記者) 

よろしくお願いいたします。

予算の個別事業でお伺いしたいんですけれども、いわゆるちば部の事業が入っていると思うんですけれども、今回、先ほど若者施策を重視していきたいと話もありましたけれども、今回、ちば部の事業が拡大されてると思うんですけども、拡大に込めた思い、意気込みだとか、あとは、これまで議会等でも改善を求める声もありましたけれども、どういった運用を図っていくかも含めて、お考えをお伺いできればと思います。

(知事) 

いずれにしても、われわれは若者の出会いを応援していく。また、それがアンケートでも非常に若者のニーズが高いということを、把握をしておりますので、いろんな民間の企業や団体にも協力をしていただいて、活動の輪も広がっていると認識をしておりますので、できる限り多くの若者の皆さん方がこうした事業を通して、千葉の魅力にも触れて、かつ出会い、そして、またそれがその先へとつながっていくように、応援をしていきたいと思っています。

運用に関しては、当然ながら様々な指摘と、それから改善が必要な部分があったのは事実でありますので、それらをしっかり受け止めて、運用の中で生かしていきたいと思います。

(記者) 

先ほど銚子の未来創造会議の取りまとめについて、三菱商事からの報告を受けられたと思いますが、どのようなお話があったのか教えていただけますか。

(知事) 

ありがとうございます。三菱商事や、その関係企業等が行っていただく、銚子地域における今後の漁業共生。それから地域振興に係る取組について御説明がありました。

具体的には銚子支店の活動の継続。それから同支店を中心として、事業投資先や関連会社と連携をして漁業共生に係る取組が2項目、地域振興に係る取組は17項目について、引き続き取り組むとの御説明がありました。

そういう意味では、未来創造会議というのを作って、しっかりと地元に約束をしてきた三菱商事さんのことに関しては、しっかりとした協議の上で多くのものが継続していくという形、御説明になりましたので、そういった意味では地元に寄り添った、またある種、約束を守る形での、こうした結果に至ったということは大変よかったと思っております。あとはお示しいただいた取組が、着実に実施をしていただくように、しっかり私どもも銚子市さん等と一緒に、進捗をしっかり見てまいりたいと思っています。

(記者) 

ありがとうございます。

(記者) 

よろしくお願いします。

国政の関係でお伺いしたいんですけれども、衆院選で消費減税が公約で掲げられていますけれども、その中で各党の論戦の中、高市総理が食料品の消費減税について、今年度中に行うというふうな、かなり踏み込んだ発言をされましたけれども。これまで公約では検討加速というような形にしていて、よりさらに踏み込んで、少しいろいろ異論というか、そういった指摘も出ていますけれども、この辺の発言の流れだとか、もろもろ含めて、どういうふうに見られたか、改めてお伺いできればと思います。

(知事) 

どういうふうに導入をするのか、そのプロセスが見えておりませんので、なかなかコメントはしづらいんですけれども、当然ながら事業者の対応ですとか、食料品の部分がゼロになった場合の様々な影響等を、どういうふうに抑えていくのか含めて考えると、結構な検討、および民間も含めた準備期間が必要なのかなと受けとめてはおりましたので、今後裏づけというか、それが総理の言葉からもお示しをされるのではないかなと注視はしております。

(記者) 

柔らかい話題になるんですが、今週末、サッカーちばぎんカップ、ジェフ対レイソルがありますが、知事として、どのような試合を期待するのか。また、今年は両チームJ1で戦いますが、どのようなシーズンを期待しているか、お聞かせください。

(知事) 

ジェフが久方ぶりにJ1に戻ってきて、J1チーム同士による千葉ダービーのプレシーズンマッチということで、大変、おそらく盛り上がるんではないかなと、今から想像をしております。

ジェフのサポーターの皆さん方も、多分、思いを込めて、この日立台に行って応援されると思いますし、一方でレイソルは、もう昨シーズンも準優勝で、非常に私も見てて良いサッカーを展開されておりましたので、いかに、ある程度レベルの高いレイソルのサッカーに、J1に上がったばかりのジェフがどれだけ挑戦していけるかというのが、非常に見応えのある形になるんじゃないかなと思います。

この景色を、私も見るのをずっと待ち望んでおりましたので、プレシーズンマッチではありますが大変楽しみにしております。

(記者) 

知事は千葉市長を務めておられたということもあって、ジェフサポーターなのかなと個人的には見ているんですが、ズバリ今シーズンはどちらを応援されるんでしょうか。

(記者) 

これはどっちも応援をしております。どっちも本当に素晴らしいサッカーをしておりますので、ぜひ、ワンツーフィニッシュを目指して頑張っていただきたいなと思っています。

(記者) 

ワンツー、どちらがワンとか。

(知事) 

いや、これ、どっちでも嬉しいんじゃないかなと思いますね。それぐらいしのぎを削って高みへ、より切磋琢磨していただければ大変ありがたいと思っています。

(記者) 

分かりました。ありがとうございます。

(記者) 

すみません、年末のXの中で国交省が国際観光旅客税を使って、空港のアクセスの改善の事業を発表したということを指摘されていましたけど、ちょっと改めて知事のほうから受け止めと、今後の事業への展望であったり期待について、コメントいただけないでしょうか。

(知事) 

私どもは、まず成田空港へのアクセスを改善していくというのは、これはもう地域の公共交通の話ではなく、もう我が国の国策としてアジアの空港競争に勝ち抜くためにスピード感を持って、成田空港と東京都心を含むアクセスの改善というのは急務であるということを、ずっと申し上げてまいりました。今回、いわゆる出国税が成田の鉄道部分に使われるかどうかというのは、これは分からないわけでありますけれども、空港へのアクセスというのは、成田のみならず日本の非常に空港にとって、観光面とそれから産業面両方にとって重要でありますので、そういう方針が示されたのを大変前向きに受け止めておりますし、それが成田のアクセスの改善向上に充てられることを、私達としては強く願っております。

(記者) 

分かりました。ありがとうございます。

(記者) 

よろしくお願いします。

成田空港に関連して、先日、元県議の成尾さんの訃報がありまして、先日、書面にてコメントも出たところなんですけれども、改めてその功績等について、知事からお聞かせいただけると助かります。よろしくお願いします。

(知事) 

私も成尾元県議とは何度もお会いをさせていただいておりますので、大変、私自身も残念に思います。本当に心からお悔やみを申し上げたいと思っています。

本当に成田市選出の県議会議員として、そして平成22年以降は成田空港騒音対策地域連絡協議会の会長としても、騒音下の地域の住民の声を丁寧に届けていただきましたし、また一方で、この空港の更なる機能強化の実現に向けては、本当に間に立っていただいて、地域と空港の真の共生と発展のために多大なる御尽力をいただきました。

成田用水土地改良区の理事長としての取組も含めて、成田の今があるのは成尾元会長の御尽力によるものだと思っておりますので、心から感謝を申し上げたいと思いますし、しっかり取り組まれたことを、われわれがしっかりバトンを受け継いで、次につなげていきたいと考えています。

(記者) 

ありがとうございました。

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