「家庭内における高齢者虐待に関する調査」結果概要について
平成17年6月8日
健康福祉部高齢者福祉課
電話:043-223-2237
千葉県も今後急速に高齢化が進み、本格的な高齢社会を迎えますが、昨今、家族などによる暴力や介護放棄などのいわゆる「高齢者虐待」が問題化してきております。
家庭内における高齢者虐待の実態につきましては、平成15年度に厚生労働省で調査を行ったところですが、本県においても今後の対策を検討する上で、県内の高齢者虐待の状況を把握するため、調査を実施したものであり、その調査結果(概要)がまとまりましたので報告します。
【1】家庭内における高齢者虐待に関する調査
- 調査対象県内の全在宅介護支援センター273箇所
- 実施期間平成16年11月から平成16年12月
- 調査内容過去1年間
(平成15年11月1日から16年10月31日)における対応状況等
- 調査項目
- (1)調査対象機関の状況
- 虐待事例の有無・人数
- 虐待対応のため望む制度・仕組み
- (2)虐待の事例
- 虐待を受けている高齢者の状況
- 虐待者の状況
- 虐待の状況
- 虐待の発見・気づきの状況
- 現在の対応状況
- 対応の困難さ・援助上、困難であった点
- 回収結果回収数:202箇所、回収率:74.0%
【2】市町村における高齢者虐待対応に関する調査
- 調査対象県内市町村(79市町村)
- 実施期間平成16年11月から平成16年12月
- 調査内容過去1年間
(平成15年11月1日から16年10月31日)における取組等の状況
- 調査項目
- (1)地域ケア会議の開催状況
- (2)市町村で受けた相談者の人数及び虐待の種類別人数
- (3)市町村独自で実施している取組み及び準備中の取組み
- (4)高齢者虐待のための専門チームの有無
- 回収結果79市町村全て回収
【3】高齢者虐待への対応
調査結果等を踏まえた当面の対応
- 高齢者虐待問題研究会の設置
- 高齢者虐待防止に関わる関係機関の職員を対象とした研修会の実施
(グループワーク方式での研修及びグループワークを通じての事例集の作成。)
- 虐待の問題に対する理解を深めてもらうことを目的とした啓発用の
「チラシ」の作成・配布
参考資料
-
調査対象機関の状況(PDF:11KB)
圏域ごとの機関数、虐待の事例のあった機関数、虐待を受けた高齢者数 (実人員)、虐待の区分、望む制度や仕組みが記載されています。
- 虐待の事例(PDF:40KB)
虐待を受けた高齢者の状況について、年齢、性別、要介護度、世帯の経済状況等について、記載されています。
- 市町村における高齢者虐待対応に関する調査(PDF:15KB)
市町村における対応状況について、ケア会議の開催回数、相談人数、内容について、記載されています。
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