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更新日:令和6(2024)年2月8日
ページ番号:2336
有料老人ホームとは、住むための「居住機能」と日常生活に必要な利便を提供する「サービス機能」の2つの機能が一体として提供される高齢者向けの住居のことで、入居については、経営者側と入居希望者との自由な契約によるものです。
ホームでは、食事や掃除、洗濯、健康管理などのサービスが利用できます。
なお、老人福祉施設ではありませんので、各種のサービスを受ける費用は、全額入居者が負担することになります。
ただし、介護が必要となった時は、ホームが「特定施設入居者生活介護」の事業者指定を受けていれば、介護保険の適用を受けることができます。
有料老人ホームには4つのタイプ(類型)があります。
入居したいと思う方ご自身の希望に合ったタイプを選ぶことが大切です。
介護等のサービスが付いた高齢者向けの居住施設です。
介護が必要となっても、ホームが提供する特定施設入居者生活介護を利用しながら居室での生活を継続することが可能です。(介護サービスは有料老人ホームの職員が提供します。特定施設入居者生活介護の指定を受けていない有料老人ホームについては「介護付き」と表示することはできません。)
介護等のサービスが付いた高齢者向けの居住施設です。
介護が必要となっても、ホームが提供する特定施設入居者生活介護を利用しながら居室での生活を継続することが可能です。(有料老人ホームの職員が安否確認や計画作成等を実施し、介護サービスは委託先の介護サービス事業所が提供します。特定施設入居者生活介護の指定を受けていない有料老人ホームについては「介護付き」と表示することはできません。)
生活支援等のサービスが付いた高齢者向けの居住施設です。
介護が必要となった場合、入居者自身の選択により、地域の訪問介護等の介護サービスを利用しながらホームの居室での生活を継続することが可能です。
食事等のサービスが付いた高齢者向けの居住施設です。
介護が必要となった場合には、契約を解除し退去しなければなりません。
有料老人ホームを選ぶには、まず経営主体の信用が第一です。
都道府県への設置届出の有無、公益社団法人全国有料老人ホーム協会に加盟し、入居者生活保証制度に加入しているかどうかを確認しましょう。
介護体制からみたホームの類型を参考にして、ご自分がホームに何を求めているのかをよく考えてみることが大切です。
有料老人ホームに入るには、入居時に支払うお金(前払金)とは別に、月々の管理費(光熱水費)や食事等の諸経費などがかかります。
さらに、ご自分のお小遣いも考えて、無理のない資金計画を立てるよう心がけましょう。
多くのホームは、体験入居制度を用意していますので、積極的に利用しましょう。
宿泊してみて、これからの居住にふさわしいかどうか、サービス内容が契約書・管理規程・重要事項説明書どおり実施されているか、また、万一車椅子での生活をするようになった場合のことを念頭に置いて、ホームの構造設備などを細かくチェックしましょう。
特に、立地環境や食事、ホームの雰囲気などがご自分の好みにあっているかどうかということは大切な点です。
高齢となり、身体機能が衰え、日常生活において介護が必要になったとき、どのような介護サービスが保障されているのかなど確認しましょう。
いざというとき、こうした介護サービスがいつ受けられ、介護保険給付以外の介護費用がどのくらいかかり、どのように支払うのかというのが大事な点です。
また、ホームの類型、費用負担、サービスの種類及び内容、居室を移動させられる場合の条件など、入居者の権利関係に関する事項は重要です。
契約書、管理規程、重要事項説明書の提示を求め詳しく説明を聞きましょう。
運営懇談会が定期的に開催されているか、その際入居者の意見・要望を尊重し、運営に反映されているか、また、苦情処理体制が機能しているかどうかを確認しましょう。
入居に当たっては「チェックリスト」を活用するなどの方法により十分検討しましょう。
有料老人ホームに関する書籍等は数多く出版され、一般の書店でもよく見かけます。
可能な限り入手して、有料老人ホームに対する知識や情報を得ておくことは有意義なことです。
また、有料老人ホームからパンフレットや重要事項説明書を取り寄せることもできます。
重要事項説明書には、施設概要、利用料金、職員体制などホームを判断するときのポイントが記載されています。
あとは、何度か見学に行ったり、体験入居をするなどして、ご自分の目と耳で納得のいくまで確かめることが何より大切です。
有料老人ホームの設置事業者は、あらかじめ千葉県知事への届出が義務付けられています。
(千葉市・船橋市・柏市・我孫子市・東庄町に設置する場合は、各市町長への届出となります。)
県及び各市町に届出済の各有料老人ホームの概要については、こちらをご覧ください。
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