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更新日:令和4(2022)年8月17日
ページ番号:5186
骨髄バンクについて
白血病などの血液の難病は、以前は有効な治療法がなく治りにくい病気でしたが、骨髄移植により健康を取り戻せるようになりました。
しかし、骨髄移植を成功させるためには、患者さんと骨髄提供者(ドナー)の白血球の形(HLA型)が一致していなければならず、HLA型が一致する確率は非常に低いため、骨髄移植を受けられない患者さんが少なくありません。
このため、1992年からは一般の方々に骨髄の提供を呼びかける『骨髄バンク事業』が開始され多くの患者さんが救われていますが、依然として患者さんの2割はHLA型の適合するドナー候補者が見つからないという状況です。
骨髄移植について理解し、骨髄バンクにご登録ください。
(所要時間は約15分です)
各ドナー登録窓口に電話で登録の予約をする。
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当日、ドナー登録用紙に必要事項を記入し登録窓口に提出。
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腕の静脈から約2mlを採血し、白血球の型を調べる。
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後日、ドナー登録確認書が送られてくる。
登録日時を予約
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採血・検査(無料)
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白血球の型をコンピューター登録
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定期的に、白血球の型の適合を検索
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適合時、骨髄提供についてドナーに詳細説明
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詳細な血液検査と健康チェック
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最終的なドナー本人の提供意思を確認
(家族の同意が必要)
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健康診断
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入院
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骨髄採取
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採取後、通常2~3日で退院
A毎年6000人くらいの人が発病し、そのうち約2000人が骨髄移植を望んでいます。この中で骨髄バンクを通じて移植を待っている人は、年間1000から1500人程度です。
A事業は公平に行いますので選べません。また、事業の公平な運営と相互のプライバシー保護のため、ドナーと患者の面会も認められません。ただし、財団を通じて、個人が特定されない範囲内であれば、手紙の交換は可能です。
Aドナー登録や骨髄提供は、あくまで善意の自由意思によるものです。登録後も、各段階ごとに提供意思の確認があり、その間であればいつでも辞退することができます。
ただし、最終同意後の撤回はできません。これは、最終同意後は患者さんが移植に備えて骨髄を空にし造血機能を失うため、この段階での撤回は患者さんにとって致命的になるからです。
Aドナー候補者になると健康状況が再確認されます。この段階で健康状態が適当でないと、骨髄提供はできません。
また、候補者になられた段階で、男性は45kg・女性は40kg未満の方、標準体重より40%以上超過の方も提供できません。
さらに妊娠中および産後1年間も提供できません。
A採取後1ヶ月ほどで元の状態に戻ります。その間、日常生活に支障はありません。
A骨髄提供のための検査費用、入院費といった費用は一切かかりません。ただし、ドナー登録手続の際の交通費は自己負担となります。
A善意に基づくものなので、補償はありません。官公庁や一部企業などでは「骨髄ドナー特別休暇制度」を導入しているところもあります。
A骨髄提供の際に万一の事故が起きた場合、死亡時には一律1億円、後遺症には程度により300万円~1億円の補償があります。
A日本の骨髄バンクを介しての骨髄採取では、死亡事例は発生していません。しかし、過去に海外で3件、日本で1件のドナー死亡事例が報告されています。
採取病院では、ドナーの安全を確保するため最大限の注意をはらい、万全の体制で骨髄採取が行われています。
ご質問・お問い合わせ
(公財)日本骨髄バンク
電話:0120-445-445
日本骨髄バンクホームページ
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