ここから本文です。
更新日:令和6(2024)年8月20日
ページ番号:13488
平成30年5月11日
商工労働部経営支援課
県内の商店街数は、大型店舗の進出等による購買機会の多様化や少子化による人口減少等により、平成8年の960団体から平成28年の694団体と減少し(減少率27.7%)、近年商店街を取り巻く環境は厳しい状況が続いています。
そこで、県では、こうした商店街の景況や商店街が抱える問題等の実態を把握するため、商店街及び消費者にアンケート調査等を実施し、この度「千葉県商店街実態調査」としてとりまとめました。
今回の結果を踏まえ、県では、今後の商店街活性化施策の検討を進めてまいります。
本調査は、商店街の実態を把握し、今後の商業振興のための基礎資料を得ることを目的として実施しております。また、今回の調査では、新たに消費者の買い物に係る行動を把握するため、消費者アンケートを追加して実施しました。(前回調査は平成20年度)
第1位は「後継者難」が63.0%で、前回調査と同様でしたが、前回値(45.4%)を上回り、深刻さを増しています。第2位は「商圏人口の減少」が30.8%と前回値(第4位16.2%)から増加。一方で、前回調査では2位(33.3%)の「大型店にお客をとられている」は、25.3%と5位に後退しました。
「衰退している」が67.1%で、衰退の要因(複数回答)は、「後継者不足」53.7%、「魅力ある店舗の減少」52.6%、「業種・業態の不足」47.8%が上位となりました。
空き店舗率は11.7%と、前回調査(10.5%)から1.2ポイント増加しました。空き店舗が発生する要因(複数回答)は、「後継者がいない」57.6%、「経営不振」49.3%、「子どもに継がせるつもりがないため廃業」35.2%が上位となりました。
近所に商店街があると回答した人のうち、「週に1日以上利用している」は30.3%ですが、「月に1日未満」は51.1%と半数を超えました。また、この3年間での利用頻度は、「増えた」8.2%を「減った」25.1%が上回りました。
「利用したことがある」は90.5%、「月に1回程度」以上の利用は60.2%であり、利用の理由は「実店舗に行かなくても買い物ができる」67.0%、「24時間いつでも買い物できる」57.2%と利便性を表す回答が多く、次いで「実店舗より安く買える」52.7%が上位となりました。
「地元産品を購入できる」41.6%や「顔なじみの店主・店員がいる」37.6%、「アクセスが便利である」30.6%と地域との関係の深さが伺える回答が上位となりました。
株式会社ちばぎん総合研究所
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください