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更新日:令和4(2022)年10月17日
ページ番号:12173
平成29年3月3日
県内の経済情勢は、このところ弱さが見られるものの、緩やかな回復基調が続いている。
大型小売店販売額や鉱工業生産指数の動きは弱含んでいるが、県内企業倒産件数は低い水準で抑えられているほか、雇用情勢は引き続き堅調に推移している。
(経済産業省「商業動態統計※」)※平成27年7月より対象事業所が見直され、対象事業数が減少した
(一般社団法人日本自動車販売協会連合会千葉県支部「新車登録台数月報」)
(一般社団法人全国軽自動車協会連合会「軽四輪車県別新車販売台数」)
(国土交通省「住宅着工統計」)
(千葉県総合企画部統計課「千葉県鉱工業指数月報」(H26年3月発表資料より、基準年をH22年に改定))
(有効求人倍率:千葉労働局職業安定部職業安定課「労働市場月報」)
(完全失業率(南関東):総務省「労働力調査」)
(株式会社東京商工リサーチ調べ)
(日本銀行「都道府県別預金・現金・貸出金」)
(東日本建設業保証株式会社千葉支店「保証取扱高からみた県内公共工事の動向」)
(千葉県中小企業団体中央会調査から算出、DI=(好転した企業数-悪化した企業数)/集計企業数×100(%))
景気は、一部に改善の遅れもみられるが、緩やかな回復基調が続いている。
先行きについては、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待される。ただし、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある。
政府は、東日本大震災からの復興・創生に向けて取り組むとともに、デフレからの脱却を確実なものとし、経済再生と財政健全化の双方を同時に実現していく。このため、「経済財政運営と改革の基本方針2016」、「日本再興戦略2016」、「規制改革実施計画」、「まち・ひと・しごと創生基本方針2016」及び「ニッポン一億総活躍プラン」を着実に実行する。さらに、働き方改革に取り組み、12月20日に、同一労働同一賃金のガイドライン案を公表した。また、年度内を目途に「働き方改革」の具体的な実行計画を取りまとめるとともに、デフレから完全に脱却し、しっかりと成長していく道筋をつけるため、「未来への投資を実現する経済対策」及びそれを具体化する平成28年度第2次補正予算を円滑かつ着実に実施する。また、平成29年度予算及び関連法案の早期成立に努める。
平成28年度補正予算等を活用することにより、平成28年(2016年)熊本地震による被災者の生活への支援等に万全を期すとともに、地域経済の早期回復や産業復旧に取り組む。
これらにより、好調な企業収益を、投資の増加や賃上げ・雇用環境の更なる改善等につなげ、地域や中小・小規模事業者も含めた経済の好循環の更なる拡大を実現する。
日本銀行には、経済・物価情勢を踏まえつつ、2%の物価安定目標を実現することを期待する。
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