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千葉県月例経済報告（平成25年8月）

平成25年8月22日

1.主要経済指標等でみた県内の経済情勢

大型小売店販売額（平成25年6月）

• 大型小売店販売額は800億円で、前年同月比3.9％の増加となった。
• 種類別に見ると、百貨店が3.7％の増加、スーパーが4.0％の増加となっている。
• 店舗調整後の販売額は、前年同月比1.8％の増加となっている。

（経済産業省「商業動態統計」）

新規自動車登録台数（平成25年7月：軽自動車を除く）

• 新規自動車登録台数は13,252台で、前年同月比10.1％の減少となった。
• 車種別に見ると、バス、普通乗用車、小型乗用車は前年同月を下回ったが、普通貨物、小型四輪貨物、特殊用途等は上回った。

（一般社団法人日本自動車販売協会連合会千葉県支部「新車登録台数月報」）

新設住宅着工戸数（平成25年6月）

• 新設住宅着工戸数は4,984戸で、前年同月比18.9％の増加となった。

（国土交通省「住宅着工統計」）

鉱工業生産指数（平成25年5月）

• 鉱工業生産指数は86.9で、前月比2.8％の減少、前年同月比2.1％の減少となった。

（千葉県総合企画部統計課「千葉県鉱工業指数月報」）

有効求人倍率（平成25年6月）

• 有効求人倍率は0.73倍で、前月に比べ0.03ポイント上回った。
• 南関東における完全失業率は3.9％と、前月に比べて0.2ポイント下回った。

（千葉労働局職業安定部職業安定課「労働市場月報」）

企業倒産件数（平成25年7月：負債総額1千万円以上）

• 企業倒産件数は34件で、前年同月比47.8％の増加となった。
• 負債総額は37億6,100万円となった。
• 震災関連の倒産は1件だった。

（東京商工リサーチ調べ）

金融情勢（平成25年6月）

• 金融情勢の預金残高は25兆3,249億円で、前年同月比3.9％の増加となった。
• 現金残高は1,688億円で、前年同月比7.6％の減少となった。
• 貸出残高は12兆4,174億円で、前年同月比2.5％の増加となった。

（日本銀行「金融経済統計月報」）

公共工事請負額（平成25年7月）

• 請負件数は787件で、前年同月比11.8％の増加となった。
• 請負金額は418億円で、前年同月比44.1％の増加となった。

（東日本建設業保証(株)千葉支店「保証取扱高からみた県内公共工事の動向」）

県内中小企業の業況判断指数（平成25年7月）

• 県内中小企業の業況判断指数は、前月比、前年同月比ともに改善した。

（千葉県中小企業団体中央会調査から算出、DI=（好転した企業数-悪化した企業数）／集計企業数×100（％））

2.「月例経済報告」総論（平成25年8月15日内閣府発表より）

我が国経済の基調判断

景気は、着実に持ち直しており、自律的回復に向けた動きもみられる。

• 輸出は、持ち直しの動きがみられる。生産は、緩やかに増加している。
• 企業収益は、製造業を中心に改善している。設備投資は、おおむね下げ止まっており、一部に持ち直しの動きもみられる。
• 企業の業況判断は、改善している。
• 雇用情勢は、改善している。
• 個人消費は、持ち直している。
• 物価の動向を総合してみると、デフレ状況ではなくなりつつある。

先行きについては、輸出が持ち直し、各種政策の効果が発現するなかで、企業収益の改善が家計所得や投資の増加につながり、景気回復へ向かうことが期待される。ただし、海外景気の下振れが、引き続き我が国の景気を下押しするリスクとなっている。

政策の基本的態度

政府は、大震災からの復興を加速させるとともに、デフレからの早期脱却と経済再生の実現に向けて全力で取り組む。このため、「経済財政運営と改革の基本方針」に基づき経済財政運営を進めるとともに、「日本再興戦略」を着実に実施する。
日本銀行には、2％の物価安定目標をできるだけ早期に実現することを期待する。