ホーム > しごと・産業・観光 > 観光・特産品 > 観光振興施策 > 観光客の入込動向 > 平成30年観光客の入込動向について

平成30年観光客の入込動向について

発表日：令和元年12月23日

千葉県商工労働部観光企画課

※本調査は、「観光入込客統計に関する共通基準」（平成21年12月国土交通省観光庁策定、平成25年3月改定。）に基づき、毎年度、調査対象施設等の見直しを行っています。

なお、宿泊客数（延べ人数）については、県独自の基準により調査を行っています。

※平成30年観光客の入込動向の公表に当たり、「平成29年観光客の入込動向」の宿泊客数の数字に誤りがあったため、訂正しています。

1　平成30年観光入込調査の概要

平成30年の1年間で県内の観光地点（553地点）及び行祭事・イベント（242地点）を訪れた観光入込客数（延べ人数）は、約1億8,683万人（単位：人地点）でした。

（1）観光入込客数（延べ人数）

(単位：千人地点)

項目		調査対象 地点数		平成30年	平成29年	対前年 増減数	対前年比 （％）
観光入込客数（延べ人数）		795(792)		186,832	179,335	7,497	4.2
うち観光地点		553(548)		159,593	152,342	7,250	4.8
うち行祭事・イベント		242(244)		27,239	26,993	246	0.9

※端数処理を行っているため、合計と内訳が一致しない場合があります（以下の表も同様）。

※調査対象地点数欄のかっこ書きは、前年の対象地点数。

（2）観光入込客数（延べ人数）の推移（過去5年間）

(単位：千人地点)

区分	平成30年	平成29年	平成28年	平成27年	平成26年
観光入込客数 （延べ人数）	186,832	179,335	177,533	173,705	167,667
対前年比（％）	4.2	1.0	2.2	3.6	1.0

（3）地域別の観光入込客数（延べ人数）の状況

東葛飾地域が約6,381万人と最も多く、次いで千葉地域（約3,135万人）、印旛地域（約2,710万人）、君津地域（約2,651万人）、安房地域（約1,116万人）の順となっています。この5地域で全体の8割以上を占めています。

（4）月別の観光入込客数（延べ人数）の状況

1月が約1,995万人と最も多く、次いで8月（約1,994万人）、7月（約1,667万人）、10月（約1,657万人）の順となっています。

最も少ない月は、2月（約1,187万人）で、次いで、6月（約1,275万人）、9月（約1,396万人）の順となっています。

（5）観光地点等分類別の観光入込客数（延べ人数）の状況

国の「観光入込客統計に関する共通基準」の観光地点等分類別の観光入込客数（延べ人数）は、「スポーツ・レクリエーション」が約7,206万人（構成比38.6％）と最も多く、次いで道の駅、パーキングエリア等の「その他」が約2,857万人（構成比15.3％）、「歴史・文化」が約2,731万人（構成比14.6％）となっています。

また、「行祭事・イベント」は、約2,724万人（構成比14.6％）となっています。

2　平成30年宿泊客数調査の概要

平成30年の1年間で県内の宿泊施設（860施設）を訪れた宿泊客数（延べ人数）は、約1,923万人(単位：人泊)、うち外国人は、約359万人でした。

（1）宿泊客数（延べ人数）

（単位：千人泊）

項目		調査対象 施設数		平成30年	平成29年	対前年 増減数	対前年比 (％)
宿泊客数（延べ人数）		860(858)		19,233	18,122	1,112	6.1
うち外国人宿泊客数		―		3,586	3,239	347	10.7

※宿泊客数（延べ人数）については、県独自の調査結果です。

※調査対象施設数欄のかっこ書きは、前年の対象施設数。

（2）地域別の宿泊客数（延べ人数）の状況

東葛飾地域（約861万人）が最も多く、次いで印旛地域（約376万人）、千葉地域（約284万人）、安房地域（約165万人）の順となっています。この4地域で、県全体の9割弱を占めています。

（3）月別の宿泊客数（延べ人数）の状況

最も多い月は、8月（約210万人）で、次いで3月（約172万人）、7月（約169万人）の順となっています。

最も少ない月は、1月(約132万人)となっています。

（4）外国人宿泊客の状況

外国人宿泊客数の総数は約359万人でした。国・地域別では、中国（約137万人）が最も多く、以下、台湾（約43万人）、北米（約32万人）と続きます。

（5）地域別の外国人宿泊客数の状況

印旛地域（約221万人）が最も多く、全体の6割以上を占めています。以下、東葛飾地域（約78万人）、千葉地域（約51万人）と続きます。

（参考1）観光入込客数（実人数）、観光消費額及び経済波及効果

観光入込客数（延べ人数）（約1億8,683万人）をもとに、パラメータ調査結果（調査地点15地点、年4回）を用いて推計すると、平成30年の観光入込客の実人数は、約10,530万人（単位：人回）、観光消費額は、約1兆3,424億円、経済波及効果は、約1兆3,014億円となります。

※実人数：1人の観光入込客が本県の複数の観光地点等を訪れたとしても、1人回と数えます。

※パラメータ調査：県内の観光地点15地点を訪れた観光客を対象に、四半期ごとにアンケート調査を行い、属性別の構成比（日本人・訪日外国人、観光目的・ビジネス目的、県外客・県内客、宿泊客・日帰り客等）、平均訪問地点数、観光消費額単価等を算出しました。

（参考2）経済波及効果

経済波及効果とは、発生した生産・消費が直接誘発する生産額と、その生産活動を通じて他産業にも波及することで間接的に生じる生産額の合計をいいます。

平成30年の観光消費額から、平成23年千葉県産業連関表を用い、千葉県における旅行・観光に関する経済波及効果を推計したところ、約1兆3,014億円となります。

報道発表用記事