ここから本文です。
ホーム > 県政情報・統計 > 組織・行財政 > 行財政改革 > コンプライアンス(法令遵守) > 不祥事事案の公表 > 不祥事事案の公表(平成30年度) > 平成28年度及び平成29年度県土整備部住宅課発注工事における積算誤りについて
更新日:平成30(2018)年6月9日
ページ番号:353817
発表日:平成30年6月8日
千葉県県土整備部都市整備局住宅課
平成29年3月~平成30年3月に住宅課が発注した、県営住宅の住居改善設備工事等の計7件において、ガス給湯器の価格及び諸経費の算出方法の誤りにより、予定価格が過小に積算されていることが判明しました。
このうち4件について、適正な予定価格で入札を実施した場合に、他の入札者が受注する可能性がありました。
現在施工中の工事については、継続することとします。
今回の積算誤りにより関係者の方々にご迷惑をおかけしたこと、県民の皆様の信頼を損なうような事案であったことから、心からお詫び申し上げます。
今後、このようなことが起こらないよう、適正な事務処理を徹底してまいります。
住宅課では工事の積算にあたり、積算システムを使用しています。また、工事に使用するガス給湯器の価格を、外部委託している市場調査により決定していますが、この価格を積算システムに登録する際に、誤った価格を登録していたため、本来の価格よりも安く積算していました。
住宅課では住居改善設備工事等の積算にあたり「公共住宅機械設備工事積算基準」を使用しています。平成29年度に積算基準が改定され、諸経費の算出方法に変更がありましたが、旧積算基準により積算を行っていました。
ガス給湯器の価格及び諸経費の算出方法の誤りにより、平成28年度及び平成29年度に発注した工事のうち、計7件で予定価格が過小になっていました(予定価格は事前公表しています)。
このうち、4件の工事では、落札者がすべて最低制限価格※と同額で入札していたため、適切な予定価格で入札を行っていた場合、最低制限価格を下回ることになり失格となります。
他の3件については、適切な予定価格で入札した場合でも入札結果に影響はありませんでした。
※最低制限価格は予定価格から算定されているため、予定価格が変わった場合、最低制限価格も変わります。
平成30年5月17日に担当者が、今年度工事の設計書に誤りが無いか確認するため、昨年度発注した工事の設計書と比較したところ、ガス給湯器の価格に誤りが見つかりました。
また、諸経費を計算する際に、昨年度までは独自の計算シートを作成して計算を行っていましたが、今年度から汎用の積算システムで諸経費計算を行うこととし、計算結果を積算システムと独自の計算シートで突合させたところ、計算シートに誤りがあることが判明しました。
このため、他の工事についても確認を行ったところ、ガス給湯器については平成28年度及び平成29年度に発注した住居改善設備工事6件に、諸経費については平成29年度に発注した工事3件の計7件(ガス給湯器と諸経費の両方で誤りがあった工事が2件)に誤りがあることが判明しました。
市場調査を行っている委託業者から、紙の報告書と、積算システムへの登録用データの提出がありましたが、登録用データの確認が不十分でした。
積算基準の改定にあたり、改定箇所の確認が不十分であったため、旧積算基準で作成した計算シートを修正せずに、そのまま使用していました。
今回の積算誤りにあたり、入札に参加した全ての事業者の方に対し、平成30年5月28日から同6月7日の間に謝罪と事情の説明を行い、ご理解をいただきました。
現在施工中のものについては、工事の進捗状況、住民への影響等を勘案し、工事を継続します。
現在施工中のものについては、入札結果が変わらないため、工事を継続します。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください