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患者さん向け情報

食事について

減塩食で高血圧予防&改善

高血圧を放置すると、血管が硬くなる動脈硬化になったり、のちに虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)や脳卒中などの発作を起こすおそれがあります。

高血圧の90%以上が遺伝や環境、生活習慣などによるもので、特に塩分のとり過ぎは血圧を上げる大きな原因となるため、減塩を心がけた食生活が大切です。減塩はちょっと意識すればすぐに実践できます!

<1>調理で減塩

◎まずはいつも使っているしょうゆを減塩しょうゆに変える

◎市販だしを「自家製のだし」または「無塩、減塩のだし」に変える

◎煮込み料理は味を染み込ませず、仕上げにさっと表面に味をつける(煮物、煮込みハンバーグなど)

◎乾麺よりゆで麺、蒸し麺を選ぶ

◎ハンバーグ種などを作る時に塩、しょうゆ、味噌などの下味はつけない

◎野菜等をゆでる時に塩を入れない

◎汁ものは具沢山にして汁を減らす

◎献立に酢の物や芋類などの甘煮を1品入れる

◎酢、香辛料(にんにく、カレー粉、生姜など)、青のり、かつお節を使って塩分を減らす

<2>食べ方で減塩

◎味噌汁やスープなどの汁物は1日1回まで

◎ごはんの友になりそうな漬物、佃煮等の食べる量と回数を減らす

◎パンよりご飯を選ぶ(6枚切り食パン1枚の塩分:0.8gに対しご飯1膳は0g)

◎麺類のつゆは残す(ラーメンスープの塩分は1日摂取目安の半分以上)

◎ギョーザやシュウマイはしょうゆなしで食べる(調理済み品は味がしっかりついているため)

<3>外食時の減塩

◎しょうゆやソースはつけだれ方式に

◎寿司は「しゃり」ではなく「ねた」半分くらいにしょうゆをつける(5個で0.5g減塩)

◎麺類、丼物は避ける

◎麺類をどうしても食べる時はつけ麺を選び、つゆは残す

◎弁当の漬物や梅干しは残す