児童相談所の建替えに伴う建設予定地の決定等について
発表日:令和4年2月2日
健康福祉部児童家庭課
県では、施設の老朽化等から、県有建物長寿命化計画に基づき整備を進める柏児童相談所及び銚子児童相談所については、敷地内での整備が困難なことから、移転・建替えに向けた用地選定を行ってきたところですが、このたび柏市と銚子市の公有地を建替え予定地に決定しました。
今後とも、相談者へのきめ細やかな支援とともに、子どもの最善の利益が図られるよう取り組んでまいります。
1 建替え計画等
建物の老朽化が進んでいる児童相談所については、「千葉県県有建物長寿命化計画」(第I期:H30 年度~R4 年度)において方針が示されている。
区分 |
柏児童相談所 |
銚子児童相談所 |
計画 |
建替え |
大規模改修⇒建替え(変更) |
所在地 |
柏市根戸(JR北柏駅徒歩15分) |
銚子市台町(JR銚子駅徒歩20分) |
敷地 |
2,763.87平方メートル |
1,470平方メートル ※進入路等を除く |
建物 |
S49建築、延床面積1,518.92平方メートル |
S48建築、延床面積1,212.17平方メートル |
管 轄 (人口) |
松戸、柏、野田、流山、我孫子(140万人) ※管轄見直し後:3市(48万人) |
銚子、旭、匝瑳、香取、神崎、多古、東庄(26万人) ※管轄見直しはない |
2 現状
それぞれ敷地が狭いなど現地建替えが困難なため、移転が必要。
3 選定にあたっての考え方
先行する新設児童相談所における考え方と同様、未利用公有地の活用を基本に、交通機関等の利便性や周辺環境等の諸条件を勘案し検討した。
4 児童相談所の建替え予定地
(1)柏児童相談所(別添1参照)
- 建設予定地:さわやかちば県民プラザ 敷地(県有地・柏市柏の葉)
面積は約7,000 平方メートル、管内の中央付近に位置する
静かで落ち着いた場所
- 交通:JR常磐線・東武アーバンパークライン 柏駅 バス20 分徒歩1分
つくばエクスプレス 柏の葉キャンパス駅 バス15 分徒歩1 分
(2)銚子児童相談所(別添2参照)
- 建設予定地:旧銚子市学校給食センター第一共同調理場 敷地(市有地・銚子市南小川町)
面積は約5,000 平方メートル、整備しやすい形状
- 交通:JR成田線・総武本線 銚子駅 徒歩21 分
鉄道の利便性が高い
5 整備の考え方
先行する新設の児童相談所の考え方と同様に整備を進める。
(1)安心で安全な利用環境の確保
- 子どもや家族等の相談者が、安心で安全な環境のもとで気軽に相談等ができるよう、プライバシーに配慮したレイアウトや動線を計画する。
- 相談支援区域の各諸室では、相談者の声が外に漏れないよう配慮した構造とする。
(2)一時保護環境の充実
- 子どもの最善の利益を考えた保護や養育を行うため、施設の定員を拡充するとともに、職員が行き届いた見守りができるよう居室等の配置を計画する。
- 居室は小学生以上の個室化を基本とし、一時保護された子どもの年齢や状態に応じた適切な支援を行えるよう環境整備を行う。
- 子どもたちが安心した生活を送れるよう、学習環境を確保するとともに、運動や余暇活動が十分にできるスペースを設ける。
(3)職員の執務環境の向上
- 関係する職員同士が連携しやすい執務室等の配置を行うとともに、ストレスを感じることの少ない執務環境を整備する。
- 市町村等の関係機関との連携や、職員の資質向上が図られるよう、様々な会議や研修が行えるスペースを確保する。
6 今後の整備予定
- 基本設計等 令和4年度 ~ 5年度
- 当初予算額 4,750千円(債務負担行為81,000千円)
- 実施設計 令和5年度 ~ 6年度
- 建設工事 令和7年度 ~ 8年度
- 開所(予定) 令和9年度
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